歩く会が通る

2010年10月09日 | Weblog

 今日は土曜日ですが、バイクの群団は来ませんでした。一匹狼のバイクも通りません。天気が悪いからですね。しずかな休日は崩れた天気がもたらしてくれました。

 

 朝は、降っているのかな? と思われる程度だったのですが、午後になると本格的な降りになりました。これではバイクで楽しく、なんていう気分にはなれませんね。雨になると、さすが10月になりましたから、少し寒く感じます。


 

 犬が盛んに吠えるので、外を見ると畑の向こうの細い道を長い行列の高校生たちが歩いています。あ、これは歩く会だと思ってすぐにカメラを持ち出して撮りました。私の母校の歩く会です。クラスごとに幟旗を持って歩くのは変わっていないようです。

           

  「 夜のピクニック 」 という小説がありましたが、その小説に出てくる学校で実際に行われている「歩く会」がその 「 夜のピクニック 」 です。夜通し歩くので作者はそういうタイトルをつけたのでしょう。

 
           

 映画にもなりました。私も半世紀くらい前に、この行列の中に入って歩きました。その頃は交通事情がいまほど危険ではありませんでしたので、堂々と国道を長いながい隊列を組んで歩きました。ほぼ72~73kmくらいは歩いたのではないかと思います。もちろんその頃は県外 ( 福島県矢祭からのコース、次の年は栃木県小山から、次は福島県勿来から ) からでした。

 懐かしいですね~。しばらく見ていましたよ。自分の若い頃を重ねたりして。猫は興奮して、背中を低くしたりして、庭を行ったり来たりしていました。何かざわめきを感じていたんでしょうね。


 


     廃 句

        きょうはしも おもわず昔に 若返り
        ひと晩じゅう よくまた歩き 通せたわい
        雨の日は 家で静かに 書にむかい
        歩く会 今頃どこまで 行ったやら            雨の中を
        書を読めば いつの間にやら 夢世界
        猛烈な 睡魔とバトルの 日であった
        昨日の 青空今日は 鉛色