桜田門外ノ変

2010年10月20日 | Weblog
 台風が大暴れしていて、奄美大島では大変なことになっているそうです。早く水がひいて欲しいです。遠くに住んで力のない私には、それくらいのことしか言えません。

 一方、今年はスズメバチの巣が多いとか。暑いので涼しいところを求めて巣をつくり直したためということをニュースでやっていました。反対に、私の家の周りでは少ないです。第一にスズメバチはあまり飛んでいません。イチジクには全然気ませんでした。その後、渋柿が明るんでポトンと落ちたところには少し来ていた程度です。


 

 映画 「 桜田門外ノ変 」 を見て来ました。水戸に住んでいるひとりとして見ないわけには。という義務感で見たわけではなく、ぜひ見たかったからです。面白かったです。作るのが難しかったろうなと思いました。


 

 本は何年か前に読みました。作者の吉村昭は、嘘は書かないといつも宣言していました。幕末ものは事情が複雑ですから、どうしても話がややこしくなります。映画もそのあたり苦労したかなと思います。どうしても、多少の説明が必要です。

 その点、本はそこが得意です。桜田門の外で直弼の登城を待っている間の侍たちの心理や動作。警戒されないように、武鑑 という、大名のカタログのようなものを見ながら見物をしていると思わせる工夫をしたりしたなど、説明できますから強みがあります。

 吉村昭は、戦記物も書いてきました。が、途中でやめました。理由は、出兵した人から直接に話を聞いてから書いてきたそうですが、相手が老齢化して、あるいは次々に他界してしまって聞くことができなくなったからだそうです。こだわりがあったんですね。その心が素晴らしいと思います。

 
 

 春菊は芽の出方が悪かったです。それに出るのが遅かった。種が古かったのか、それとも今回は条件があまり良くなかったのか。とにかく、なんでもいいですから、よく育ちおいしい作物になってくれれば良いです。それとも、私の態度が気に入らなかった? なんてことはないでしょう。いつもやさしいですよ。


 



    廃 句

       災害の    程度が近頃  大規模に
       それなのに 炭酸ガスを  減らせない
       この地球  壊すのやっぱり 金なのか      欲のかたまり
       理想とは  なかなか難し 無理だわい      世界はひとつなんて
       十三夜   今夜は月見だ お団子だ
       虫の音に  月の明かりに 涼風に
       月明かり  すすきが揺れて 静かなり