携帯電話を、よく家の中の何処かに置き忘れてしまうことがありますが、そのときには固定電話で呼び出せばすぐに見つかります。
しかし、それが無理なときが時々あります。それは、どこか例えば会議の席に出たときなどは、音が出ないように設定しますが、そのまま家に帰り何処かに置き忘れたときです。
音が出ませんからね。音で無い。音なし。大人しい。なんちゃって。
夕暮れは寂しいとき、限りなく寂しいとき。カラスがカーカーとねぐらに帰り、私の心はわけも無くさまよう。
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「夕ぐれの時はよい時」 堀口大学
夕ぐれの時はよい時。
かぎりなくやさしいひと時。
それは季節にかかはらぬ、
冬なれば暖炉のかたはら、
夏なれば大樹の木かげ、
それはいつも神秘に満ち
・・・・・・・・・・・ 以下略
のパロディです。
なんてことを考えてしまうこの写真のできばえ。こんな失敗作でも何かを語ろうとしていますから、写真もまた面白いものです。
「 あ? オレ? こんなんでいいの? おれ、つまらない、そこらへんの石だけど、ブログに出してくれるの? 思いもしなかったよ。」
と言う、声が聞こえてきませんか。ドウダンツツジの生垣の根元のところに、どういうわけか何年も前から転がっている石です。
降ったので、これだけですが出ていました。ちょっと発見が遅かったです。めったに行かない、夏なら音を聞いたらゾッとするような蚊の巣窟のような、日陰においてあることだし。黙って出ているものですからね。なんか、味も間延びしていましたよ。
今日もとても良い日でした。