ドナルド・キーンと言うアメリカ人がいます。彼は日本のことが大好きでだいすきでしかたがない人です。大震災の後に日本に帰化しました。今は日本人です。太平洋戦争のときは兵隊さんで、日本と戦う立場にありましたが、もともと日本がすきなので、日本語に長けていたので米軍からは重宝がられていたはずです。
いま、彼が書いた本をよんでいます。昔から日本で書かれた日記を紹介しています。かれは従軍していたときには、日本の兵隊さんがつけていた日記を読む役もやっていたそうです。
彼によると、日本人は手帳を渡され日記を書くようにされていたとか。欧米諸国では信じられないことなのだそうで、驚いていました。
日記には、「余計なことを書くな」とも言われていなかったのではないかと思うほど、いろいろな心的状態なども書かれていたそうですから、検閲されて叱られるということは無かったか、あるいは少なかったのかなと思います。
今朝はもやでした。ちょっと普段と違う雰囲気なので、見慣れた風景も楽しかったです
彼は上下巻の中で80弱の平安時代から徳川時代の終わりまでの日本人の日記を紹介しています。古文などは、今の日本人でさえ難解なのにすごい人だなと思いながら感心するばかりです。さすがに学者です。
光の加減もあってか、角度の違う風景はまたずっと雰囲気が異なりました
それにしても、日本人は日記が好きなようです。私も日記をつけていますが、3年日記ですから一日分が4~5行くらいです。心の動きなどかけませんし書きません。今日は何をしたか、何があったか程度ですね。
萩の紅葉
ブログも公開日記とか言う類のものなのだそうですが、私のはさっぱり日記の形態を成していませんね。
その日そのひに思いついたことを書いているだけです。