先日、地方のラジオ局・茨城放送でレコード・カフェというDJがあり、それに参加した話をしました。
http://blog.goo.ne.jp/classic555/e/6981ed99a182af726871784907cb161d
そのときに私がしたリクエスト曲は、「黒き汝が瞳」と言うものですが、そのレコードが物置で見つかりました。
このレコードです。これは私は就職をして、東京オリンピックの2~3年後のことでしたが、最初に赴任した町、そこにはレコード屋さんが無かったので、その町からおよそ12km離れた水海道市(現・常総市)まで行って買ってきたレコードです。水海道出身の女優・羽田美智子さんはまだ生まれていなかったかなと思います。
曲は、上のアドレスをクリックすると、レコード・カフェの行なわれた日にワープしますので、そこにある曲の紹介をクリックすれば聞くことが出来ます。
懐かしいレコードで、これを見るとその頃のことがいろいろと限りなく思い出されます。記憶の中でしか戻ることが出来ない遠いとおい日々です。これは想い出の一つの品です。
思い出といえば、もっともっと遠い思い出。おそらく4歳か5歳くらいの頃のものですが、昔のことだけにセピア色でぼかして描いて見ました。この部屋は板の間で、右の方は奥の畳の部屋です。
これは、細かいところはともかく、けっこうはっきり覚えている場面です。この赤い矢印のところに砂糖があったのです。もちろん戦後間も無い頃のことですから、茶色いザラメです。
幼児の私にはそこまで到底届くことが出来ません。それなので、その下にある引き出しを少し引っこ抜きそれを足場に上って、戸棚を開けてスプーンでザラメを舐めたのですが、フラフラしながら舐めたので必ずこぼすのです。それで母親に見つかっちゃったのでした。
甘いものはほとんど食べられなかった、物質不足の戦後の貧しい頃の思い出です。
今日は、比較的あたたかく一日中曇天でした。今は畑仕事はあまり無いし、山の下草刈りもスズメバチが飛び回っていますから、危険で出来ないので、午前は一通りの雑用をしてから映画の録画を見ていました。
午後になり、一人暮らしの年寄りのところを数件歩いてきました。中には、お話をする相手がいなくて寂しいのでしょうね、お茶を飲んでけとしきりに呼び寄せる人もいて、おつきあいをしたりしました。
毎日、無言の生活もつらいでしょうね。若い人のように自由に出かけられる人ばかりも居ませんし。幸い私は世間話はけっこう得意なので変に構えるというようなことをしなくても、楽しくお話はできます。
世の中の変化につれて、家庭の事情が変わり、家庭が変われば地域の事情もかわります。昔から行なわれてきた伝統の行事などは、よほどの運に恵まれないと廃れてしまったりします。また、町の様子もかわります。