いつの間にか、郵便局は休日返上になっていたのですね。確か以前は元旦一回配達、2日は配達休みだったように思ったのですが、今年気が付いてみると元旦は2回、今日二日にも年賀状が配達されておりました。民営化と言うことで必死なのか、サービスの向上ぶりが伺えます。とはいえ、そこまで熱心に仕事する必要があるのか? と逆に問いかけてみたいところではあります。もはや正月と言えどもゴールデン・ウィークやお盆休みと同じ、単なる連続休暇に過ぎない時代になっているのは理解しているつもりなんですが、元旦からあちこちでお店が開き、年賀状がばんばん配達されると言うのが私には異様に映ります。何かすごく忙しくて余裕に欠けるせわしなさを覚えるのです。時代の変わり目に遭遇するというのは、こういう気分にさせられると言うことなのでしょう。
さて、昨年の全国における交通事故死者数が、実に49年ぶりに7000人を下回ったそうです。警察庁は「道交法改正による罰則強化や取り締まり効果」だと自画自賛ですが、私は、ちょっと待て、と言いたいです。交通事故数は確かに昨年より減りましたが、去年までは100万件に届くかどうかと言う2年連続最悪の発生件数を記録し、それが2%程低下したに過ぎません。けが人にいたってはいまだに100万人を大きく突破しております。要するに、死ぬ人が減っただけなのです。事故の内容までは判りませんけど、日常道路を走っている感覚からすれば、事故の内訳が、死者が出そうな大変な事故から軽微な事故に変異してきたというのではなく、単にすごい事故でも死ににくくなった、と言うこと何じゃないかと思うのです。
その主な原因は、一番は車の安全装備の充実でしょう。ABSブレーキやエアバックの標準装備、車体の衝撃吸収構造の進展など、今の車は10年前の車に比べて事故を起こしにくく、かつ車内の人の安全を確保するための装備が格段に進歩しております。警察の取り締まりで功を奏しているのは、せいぜいシートベルトの装着を徹底させているくらいのことではないのでしょうか? 日常的な速度超過や信号が変わっても平気で交差点に突っ込んでくる無謀運転など、運転マナーに関しては明らかに悪化しているように感じるのです。そんな状況に目をつぶって我らの勝利とのたまうのは、あまりに無邪気というか、馬鹿馬鹿しくも見苦しい浮かれようでしょう。
少なくともそうやって自分達の成果として上げたいのならば、まず交通事故の原因を単なる運転手の不注意とか安全運転義務違反などでお茶を濁すのではなく、なぜ運転手が不注意を犯したのか、なぜ安全運転の義務を逸脱するようなことになったのか、を、運転手の心理、車や道路環境も含めての人間工学的な視点からの問題点の洗い出しなどを行い、それぞれについて今日の死亡者数減少がどれくらい貢献したかを客観的に算出した上で、自分達の取り締まり効果というのを示していただきたい。第一、「まだ」年に7000人近くの人間を殺すシステムがそのまま稼働し続けているという冷酷悲惨な現実を本当に直視しているのなら、減った減ったと喜んでばかりもいられないはずです。
さて、昨年の全国における交通事故死者数が、実に49年ぶりに7000人を下回ったそうです。警察庁は「道交法改正による罰則強化や取り締まり効果」だと自画自賛ですが、私は、ちょっと待て、と言いたいです。交通事故数は確かに昨年より減りましたが、去年までは100万件に届くかどうかと言う2年連続最悪の発生件数を記録し、それが2%程低下したに過ぎません。けが人にいたってはいまだに100万人を大きく突破しております。要するに、死ぬ人が減っただけなのです。事故の内容までは判りませんけど、日常道路を走っている感覚からすれば、事故の内訳が、死者が出そうな大変な事故から軽微な事故に変異してきたというのではなく、単にすごい事故でも死ににくくなった、と言うこと何じゃないかと思うのです。
その主な原因は、一番は車の安全装備の充実でしょう。ABSブレーキやエアバックの標準装備、車体の衝撃吸収構造の進展など、今の車は10年前の車に比べて事故を起こしにくく、かつ車内の人の安全を確保するための装備が格段に進歩しております。警察の取り締まりで功を奏しているのは、せいぜいシートベルトの装着を徹底させているくらいのことではないのでしょうか? 日常的な速度超過や信号が変わっても平気で交差点に突っ込んでくる無謀運転など、運転マナーに関しては明らかに悪化しているように感じるのです。そんな状況に目をつぶって我らの勝利とのたまうのは、あまりに無邪気というか、馬鹿馬鹿しくも見苦しい浮かれようでしょう。
少なくともそうやって自分達の成果として上げたいのならば、まず交通事故の原因を単なる運転手の不注意とか安全運転義務違反などでお茶を濁すのではなく、なぜ運転手が不注意を犯したのか、なぜ安全運転の義務を逸脱するようなことになったのか、を、運転手の心理、車や道路環境も含めての人間工学的な視点からの問題点の洗い出しなどを行い、それぞれについて今日の死亡者数減少がどれくらい貢献したかを客観的に算出した上で、自分達の取り締まり効果というのを示していただきたい。第一、「まだ」年に7000人近くの人間を殺すシステムがそのまま稼働し続けているという冷酷悲惨な現実を本当に直視しているのなら、減った減ったと喜んでばかりもいられないはずです。
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