昼間はそうでもなかったですが、日が落ちてから急に寒くなってきたような気がする「大寒」の今日です。今、家の中でも暖房の入っていないところでは吐く息が白く見えます。明日は一日雪だそうです。もう一日家に籠もってるよりないですね。
それにしても、この間ニコンのニュースに驚いていたら、今度はコニカミノルタです。しかもこちらは、カメラ事業その物を止めるという衝撃の一幕。日本最初のカラーフィルムを出し、しばらくはコダックやフジフィルムと並んで頑張っていたコニカ、宮崎美子のCMで一世を風靡し、画期的なオートフォーカス一眼で業界をリードしていた名門カメラメーカーミノルタ、起死回生をかけて合併しここまで頑張ってきたというのに、一度時代の波に乗り遅れると本当にどうしようもないのですね。思えばまだ1年たっていない昨年の初春、カメラショーで見たコニカミノルタのデジタル一眼は、一見ペンタックスやオリンパスのより出来がいいように見えたのですが、その程度の差では追いつき追い越すことは不可能だったのでしょう。デジカメの方はソニーに引き継いでもらうそうですけど、カメラメーカーでない所のカメラには、多分もう食指が動くこともないでしょう。
と言いつつ私はペンタックスだったので、ミノルタのカメラをさわることはついになかったのですが、記憶が間違ってなければ、学生時代部活で使っていた引伸機には、ミノルタのレンズ「ロッコール」をつけてました。引伸機というのは、35ミリ×24ミリのフィルムの一こまに映った小さなネガ画像に光をあて、透過した光をレンズで写真の大きさに拡大して、印画紙に焼き付ける機械です。当初、部室の奴にはそのメーカーのレンズがついていたのですが、このレンズがまた暗くてピントが甘くていかにもおまけな性能だったもので、カメラ雑誌などを片手に皆でわいわい鳩首して、なけなしの部費を投じて新しい引伸用レンズを買い求めることにしたのでした。その当時は色々候補のレンズがあったのですが、中でもカタログスペック上の価格性能費が良く、切れのいい光学性能が雑誌でも評判だったミノルタのレンズに決まったのでした。確か皆でわざわざ大阪の専門店まで買いに行った記憶があります。
実際にそれ以外のレンズは遂に見る機会がなかったので、他のレンズと比べてそれがどれほど素晴らしい性能なのかは判らずじまいでしたが、それでもおまけレンズからこのレンズに替えたときの衝撃はまだ何となく覚えています。もうどんな写真を撮っていたかさえ記憶からかすれつつある遠い昔の話です。
さて、こうして次々なじみのあるメーカーの悲報が届くと寂しさも募りますが、フジフィルムの方のインタビューで、フィルムを作り続けることを明言されていたのが心強かったです。何となく当時の気持ちが甦ってきたような気がいたしました。暖かくなったら愛機(ペンタックスLXという古いカメラです)を手入れして、久々に「フィルム」で写真を撮ってみましょうかね。
それにしても、この間ニコンのニュースに驚いていたら、今度はコニカミノルタです。しかもこちらは、カメラ事業その物を止めるという衝撃の一幕。日本最初のカラーフィルムを出し、しばらくはコダックやフジフィルムと並んで頑張っていたコニカ、宮崎美子のCMで一世を風靡し、画期的なオートフォーカス一眼で業界をリードしていた名門カメラメーカーミノルタ、起死回生をかけて合併しここまで頑張ってきたというのに、一度時代の波に乗り遅れると本当にどうしようもないのですね。思えばまだ1年たっていない昨年の初春、カメラショーで見たコニカミノルタのデジタル一眼は、一見ペンタックスやオリンパスのより出来がいいように見えたのですが、その程度の差では追いつき追い越すことは不可能だったのでしょう。デジカメの方はソニーに引き継いでもらうそうですけど、カメラメーカーでない所のカメラには、多分もう食指が動くこともないでしょう。
と言いつつ私はペンタックスだったので、ミノルタのカメラをさわることはついになかったのですが、記憶が間違ってなければ、学生時代部活で使っていた引伸機には、ミノルタのレンズ「ロッコール」をつけてました。引伸機というのは、35ミリ×24ミリのフィルムの一こまに映った小さなネガ画像に光をあて、透過した光をレンズで写真の大きさに拡大して、印画紙に焼き付ける機械です。当初、部室の奴にはそのメーカーのレンズがついていたのですが、このレンズがまた暗くてピントが甘くていかにもおまけな性能だったもので、カメラ雑誌などを片手に皆でわいわい鳩首して、なけなしの部費を投じて新しい引伸用レンズを買い求めることにしたのでした。その当時は色々候補のレンズがあったのですが、中でもカタログスペック上の価格性能費が良く、切れのいい光学性能が雑誌でも評判だったミノルタのレンズに決まったのでした。確か皆でわざわざ大阪の専門店まで買いに行った記憶があります。
実際にそれ以外のレンズは遂に見る機会がなかったので、他のレンズと比べてそれがどれほど素晴らしい性能なのかは判らずじまいでしたが、それでもおまけレンズからこのレンズに替えたときの衝撃はまだ何となく覚えています。もうどんな写真を撮っていたかさえ記憶からかすれつつある遠い昔の話です。
さて、こうして次々なじみのあるメーカーの悲報が届くと寂しさも募りますが、フジフィルムの方のインタビューで、フィルムを作り続けることを明言されていたのが心強かったです。何となく当時の気持ちが甦ってきたような気がいたしました。暖かくなったら愛機(ペンタックスLXという古いカメラです)を手入れして、久々に「フィルム」で写真を撮ってみましょうかね。