かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

今週のお題は「最近思った「ここが変!」を教えてだそうですので

2006-01-24 22:21:34 | Weblog
 ブログサービスの一つなんでしょうか、「今週のお題」と言うのがあって、ブログに書くための話題提供みたいなことをしてくれているようです。偶然今回のネタはそれに近いものがありますので、ちょっと便乗してみました。それにしても、これだけ周りがヘンと思えてしまうと、ひょっとしてそう思う自分の方が実はオカシイのでは無かろうか、と言う気がして参ります。とはいえ、この日記はそんな私が言いたいことを節操もなく連ねるのが目的のものなので、取りあえずは気にせず参りましょう。

 さて、センター試験のICプレーヤーって、あれ、受験生の買い取りだったんだそうですね。私はてっきり回収して整備の上、来年も使ったりするのかな、と思っておりました。しかもそのためか受験料も上がっていただなんて。あんなに不細工で再生機能しかなくてそれも一時停止もスキップも出来ない無能な機械だというのに、特注品と言うことで一台3000円くらいするんだとか。もうどう考えてもただのゴミにしかならない機械を押し売りする入試センターって、どこかおかしいのではないでしょうか? 資源の無駄遣いもいいところですし、やっぱり何かきな臭い利権が絡んでいたんじゃないかと思ってしまうではないですか。正直、バカにするな、と思われた受験生やその親御さんはいなかったでしょうか? ヒヤリングが大事だというのは理解できますけど、今の入試センターって色々な意味で明らかに間違っている気がいたします。

 間違っている気がすると言えば、ライブドア騒動を巡るマスコミの姿も滑稽に思えます。社長が遂に逮捕されましたが、もし万万が一ですよ、証拠不十分で不起訴、とか、全くの無実、何て言うことに後々なったりしたら、誰がライブドア株の暴落の責任をとるのでしょう? もちろんそう言う隙を作った社長の責任は大としなければなりませんが、まだ犯行が確定したわけでもないのに、あたかも犯罪を犯したのは間違いない、と言わぬばかりな報道ぶりには非常な違和感を覚えます。検察の意気込みやらを見ても相当に怪しいのかも知れないですが、罪が確定していない以上まだ犯罪者ではないですし、無罪になることだってあり得るはずです。そしてもし無罪放免となったとして、名誉毀損とか、あるいはマスコミによる情報操作が誤った印象を世間に与え、社に甚大な損害を与えた、と裁判でも起こされたりしたら、マスコミ各社には勝ち目あるんでしょうか?
 私は別にこの社長が何をしたかとか、それがどんな罪に問われるのか、と言う点にはあまり興味がありません。前にも書きましたけど、事件そのものにそれほど興味を引かれないので、社長がどうなろうが、有罪だろうが無罪だろうがそんなことは知ったことではないのです。ただ、例えば選挙の時とか、あんなにちやほやもてはやしていた人間を、まだ犯罪が立証されたわけでもない現段階で、地に貶めて恥じないマスコミ各社の脳天気ぶりは、どうも見ていて気持ちいいものではありません。松本サリン事件の時もそうでしたが、予断ありまくりで対象べったりの報道姿勢はそろそろ改められないものでしょうか? 例えば警察に連行されるところなど映して、更にそれを追いかけたりして一体何の意味があるのでしょう? 遠山の金さんはよく「市中引き回しの上磔獄門!」などと判決を下しておりましたけど、あれは罪が確定したあとに見せしめとして「市中引き回し」にするのであって、まだ罪が確定していない人間をああして追い回してさらし続けるのは、どこかおかしいと思うのです。私は記者の方の憶測や感想などは別に知りたくないのです。知りたいのは事実。社長がどれだけ悪いのかについても、裁判で明らかになった罪や課せられた罰を淡々と報じてくれれば、後はこちらで判断したい。そして、もし有罪になったんだとしたら、マスコミにはその時点で、どうしてその様な罪を犯すに至ったのか、またそれを防ぐことは出来なかったのかと言うようなことを、調査の上しっかり解説してもらいたいのです。このところのマスコミの騒ぎぶりを見ていますと、まだ小学生の夏休みの観察日記の方がよっぽど見応えがあるような気がします。本当に、どこかにもっと理性的な報道機関が、一つくらいないものでしょうか?

コメント
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