今日はインテックス大阪で一仕事。とあるブースの店番をしておりました。ところがこれが寒いの何の。コミケほど人が来るイベントでもなし、妙にゆったりレイアウトされた展示スペースのせいもあってその様子たるや寂しいくらい。そのくせぽつぽつと忘れた頃にお客様がいらっしゃるのでむげにもできず、ヒマそうに見えてヒマでない中途半端なところが厄介でした。それに当然暖房なんてありませんし、今日ほど手元に火鉢が欲しいと思ったことはありません。ところがそれでいて今日一日は妙に眠くて、人通りが途絶えるたびに気がつくとうつらうつらしかけておりました。帰りの電車では直前までページをくっていた本を落として、初めて眠り込んだことに気づく始末。これだけ眠いと夜とっとと寝られそうなものですが、これがまた布団にはいるとなかなか寝付くことができないので困っております。
さて、日本のマスコミはどうもなんというか、ちょっとヘンじゃないか、と前々から思っていたのですが、今回それを改めて再認識いたしました。例のアメリカ産牛肉輸入停止問題ですが、これに関連して米農務省次官が「車を運転して事故に遇う確率の方が、牛肉を食べてBSEにかかるよりも高い」と発言したのに対して、なにを馬鹿なことを言うんだとばかりに噛みついて、その発言を問題視しておりました。でも、この発言のどこがおかしいのか、私にはさっぱりわかりません。なぜなら、事実そうだからです。
日本の交通事故死者は少し前まで約1万人、今はざっと7千人くらいだそうですが、毎年確実にそれだけの死が量産されていることは、疑いない事実です。対してBSEの感染者や感染による死者はどうかというと、比べるべくもありません。それは日本の規制が功を奏しているからというのはありますけど、では、規制以前、皆が大量にアメリカ産牛肉を消費していたほんのこの間まででBSE感染者は交通事故死者に匹敵するほど量産されていたかというとそんなことはありませんし、今回の輸入再開で入ってきた危険部位未除去肉がすべて消費されたからといって、交通事故に匹敵する死者を量産することはあり得ないわけです。ですから、善意に解釈すれば「それくらい危険度は低いので、今回の間違い肉を万一食べてしまった人も、まず安心していいですよ」というメッセージとしてとらえることも可能だったはずです。ところがやったのは揚げ足取りにもならない言いがかりで国民を不安に陥れつつ、「食の安全にリスクの高低はなく、リスクがあるのはダメだ」などと公共の電波で平気に垂れ流す愚行です。ホントにマスコミはこんな発言を本気でしたんでしょうか? アメリカ憎しのあまり、勢い余って言ってしまったというならまだしも、もし本気で言ったのなら、救いようがない無知です。一言、あなたの口に合う食べ物はこの世に存在しない、と教えてあげたい。なんと言っても、安全度100%の食品なんてものはこの世にありませんから。どんなに長い食経験があっても、また、体の維持のために必須の栄養素を含んでいても、食べ物を摂取すると言うことは、一定の危険因子もまた背負い込むことになります。たとえば最大の発ガン原因は食品という説もあるのです。それに日本人のように摂取カロリーがオーバー気味の場合は、どんなに安全度を極めた食品を食べようと、むしろリスクばかり高まっているとさえいえるかもしれません。ましてや、もし脂身たっぷりの肉や魚、フライや天ぷら、バターをふんだんに使ったケーキとか、タバコなんてものをゼロリスクを求めたその口に入れているのだとしたら、思いっきりドアホウと言ってあげたい。
農薬だの食品添加物だのBSEだのと理解もしないまま小うるさく騒ぎ立てる前に、まずリスクとはいったい何かについてもっと正確に認識して欲しい。そしてそれを国民に正しく告げ知らせる役目を担ってこそ、責任ある報道機関といえるのではないでしょうか。適当な暴言を垂れ流して責任をとろうとしない悪い癖は、いい加減本当に改めてもらいたいものです。
さて、日本のマスコミはどうもなんというか、ちょっとヘンじゃないか、と前々から思っていたのですが、今回それを改めて再認識いたしました。例のアメリカ産牛肉輸入停止問題ですが、これに関連して米農務省次官が「車を運転して事故に遇う確率の方が、牛肉を食べてBSEにかかるよりも高い」と発言したのに対して、なにを馬鹿なことを言うんだとばかりに噛みついて、その発言を問題視しておりました。でも、この発言のどこがおかしいのか、私にはさっぱりわかりません。なぜなら、事実そうだからです。
日本の交通事故死者は少し前まで約1万人、今はざっと7千人くらいだそうですが、毎年確実にそれだけの死が量産されていることは、疑いない事実です。対してBSEの感染者や感染による死者はどうかというと、比べるべくもありません。それは日本の規制が功を奏しているからというのはありますけど、では、規制以前、皆が大量にアメリカ産牛肉を消費していたほんのこの間まででBSE感染者は交通事故死者に匹敵するほど量産されていたかというとそんなことはありませんし、今回の輸入再開で入ってきた危険部位未除去肉がすべて消費されたからといって、交通事故に匹敵する死者を量産することはあり得ないわけです。ですから、善意に解釈すれば「それくらい危険度は低いので、今回の間違い肉を万一食べてしまった人も、まず安心していいですよ」というメッセージとしてとらえることも可能だったはずです。ところがやったのは揚げ足取りにもならない言いがかりで国民を不安に陥れつつ、「食の安全にリスクの高低はなく、リスクがあるのはダメだ」などと公共の電波で平気に垂れ流す愚行です。ホントにマスコミはこんな発言を本気でしたんでしょうか? アメリカ憎しのあまり、勢い余って言ってしまったというならまだしも、もし本気で言ったのなら、救いようがない無知です。一言、あなたの口に合う食べ物はこの世に存在しない、と教えてあげたい。なんと言っても、安全度100%の食品なんてものはこの世にありませんから。どんなに長い食経験があっても、また、体の維持のために必須の栄養素を含んでいても、食べ物を摂取すると言うことは、一定の危険因子もまた背負い込むことになります。たとえば最大の発ガン原因は食品という説もあるのです。それに日本人のように摂取カロリーがオーバー気味の場合は、どんなに安全度を極めた食品を食べようと、むしろリスクばかり高まっているとさえいえるかもしれません。ましてや、もし脂身たっぷりの肉や魚、フライや天ぷら、バターをふんだんに使ったケーキとか、タバコなんてものをゼロリスクを求めたその口に入れているのだとしたら、思いっきりドアホウと言ってあげたい。
農薬だの食品添加物だのBSEだのと理解もしないまま小うるさく騒ぎ立てる前に、まずリスクとはいったい何かについてもっと正確に認識して欲しい。そしてそれを国民に正しく告げ知らせる役目を担ってこそ、責任ある報道機関といえるのではないでしょうか。適当な暴言を垂れ流して責任をとろうとしない悪い癖は、いい加減本当に改めてもらいたいものです。
