昨日の晩からどうも頭が痛いのが気になっておりましたが、寝不足のせいと思いこんでいたので早く寝ることだけ考えておりました。おかげでまずまずの時間に蒲団に入り、最近にしては珍しく速攻で熟睡出来たのですが、朝になってみると頭に加えて喉も痛みます。どうやら頭痛は風邪の初期症状だったみたいです。そう言えば妙に寒気もしていましたし、もっと早く気づいていれば薬飲んでましな朝を迎えられたはずでした。とりあえず遅まきながら今朝から風邪薬飲んでいますが、頭痛は比較的早くなくなったものの、ヘンに生暖かい風が気持ち悪い一日だったせいもあったのか、とにかく眠気が強くて疲れました。今日も出来るだけ早く寝て、早々に風邪を治してしまいたいところです。
ニコンがフィルム・カメラの製造を大幅に縮小するそうです。旗艦のF6と入門用のFM10だけ残して、残り6機種は全部中止だとか。1960年にニコンFを出して以来およそ半世紀、この数年で急に台頭してきたデジタルカメラが圧倒的多数になってしまった現状では致し方ないのかも知れません。去年たまたま覗いたカメラ・写真用品ショーだってほとんどデジタル一色でしたし、寧ろまだ8機種も作っていたんだ、という驚きの方が大きかった位です。私は高校大学と7年写真部にいて、ネオパンSSと酢酸臭の籠もる暗室に青春を燃やした学生だったのですが、今時の写真部というのは、引き伸ばし機の代わりにフォトショップが動く高速のPCと大型のフルカラープリンタでも置いているのでしょうか? 100フィートフィルムを詰めるためになじみの写真屋で分けてもらった空のパトローネの代わりに、各種フラッシュメモリの類やCDーRなんてのが転がっていたりするのでしょうか? アナクロな私としては、くらーい赤色灯の下で、引き伸ばし機のヘッドの方向を変え、ストップウォッチ片手にでかい全紙へ薄暗い光を当てては、濡れるとすぐふにゃふにゃになる印画紙を冷たい現像液にむら無く漬けるために苦労したあの頃の充実感を、そんなデジタルな環境で得られるのか疑問なのです。きっと、それこそ懐古趣味以外の何者でもないのでしょうし、私自身、今はもうフィルムを使うことも希になり、普段はデジカメで撮影してフォトショップで色々加工もしていたりします。それでも事情が許すなら、ちゃんとした暗室をおうちの中に据えてみたいものだと思うときがあります。小学生の頃、ピンホールカメラで撮影した印画紙を、こたつの中で現像したのが始まりでしたけど、赤い光に染められた印画紙が透明な液の中でゆっくり像を浮かび上げる様は、やっぱりデジカメでは味わえない写真の楽しみ方なのではないかと思います。少々虫のいい物言いではありますが、フィルムや印画紙、現像関連の各種機材や薬品類、みな少々高くついたりしても構わないので、絶滅だけはしないで欲しいと思います。老後の趣味の一つとして、是非楽しみ直してみたいと思っていたりするからです。そりゃその気になれば自分で印画紙を作ったりすることも出来ないことはない位の知識や化学薬品を扱う基礎的なテクニックは持っているつもりですが、そんな所からスタートしてまともに写真を作るところまで行くのはさすがに大変です。やればやったでそれもまた面白いかも知れないですけど、写真を楽しむ、という範疇からは外れた遊びになってしまうでしょうね。
ニコンがフィルム・カメラの製造を大幅に縮小するそうです。旗艦のF6と入門用のFM10だけ残して、残り6機種は全部中止だとか。1960年にニコンFを出して以来およそ半世紀、この数年で急に台頭してきたデジタルカメラが圧倒的多数になってしまった現状では致し方ないのかも知れません。去年たまたま覗いたカメラ・写真用品ショーだってほとんどデジタル一色でしたし、寧ろまだ8機種も作っていたんだ、という驚きの方が大きかった位です。私は高校大学と7年写真部にいて、ネオパンSSと酢酸臭の籠もる暗室に青春を燃やした学生だったのですが、今時の写真部というのは、引き伸ばし機の代わりにフォトショップが動く高速のPCと大型のフルカラープリンタでも置いているのでしょうか? 100フィートフィルムを詰めるためになじみの写真屋で分けてもらった空のパトローネの代わりに、各種フラッシュメモリの類やCDーRなんてのが転がっていたりするのでしょうか? アナクロな私としては、くらーい赤色灯の下で、引き伸ばし機のヘッドの方向を変え、ストップウォッチ片手にでかい全紙へ薄暗い光を当てては、濡れるとすぐふにゃふにゃになる印画紙を冷たい現像液にむら無く漬けるために苦労したあの頃の充実感を、そんなデジタルな環境で得られるのか疑問なのです。きっと、それこそ懐古趣味以外の何者でもないのでしょうし、私自身、今はもうフィルムを使うことも希になり、普段はデジカメで撮影してフォトショップで色々加工もしていたりします。それでも事情が許すなら、ちゃんとした暗室をおうちの中に据えてみたいものだと思うときがあります。小学生の頃、ピンホールカメラで撮影した印画紙を、こたつの中で現像したのが始まりでしたけど、赤い光に染められた印画紙が透明な液の中でゆっくり像を浮かび上げる様は、やっぱりデジカメでは味わえない写真の楽しみ方なのではないかと思います。少々虫のいい物言いではありますが、フィルムや印画紙、現像関連の各種機材や薬品類、みな少々高くついたりしても構わないので、絶滅だけはしないで欲しいと思います。老後の趣味の一つとして、是非楽しみ直してみたいと思っていたりするからです。そりゃその気になれば自分で印画紙を作ったりすることも出来ないことはない位の知識や化学薬品を扱う基礎的なテクニックは持っているつもりですが、そんな所からスタートしてまともに写真を作るところまで行くのはさすがに大変です。やればやったでそれもまた面白いかも知れないですけど、写真を楽しむ、という範疇からは外れた遊びになってしまうでしょうね。