なんだかやたらと仕事をしたような気がする1日でした。てきぱき珍しく仕事をどんどん片付けていったのですが、時間が足りなくて、まだまだやりたいこと、やるべきことがあるのに、そこに時間を割く余裕がないのです。こんなに仕事を抱え込んだり、溜め込んだりした覚えはないのですが、いつの間にか、何かと突っ込んでしまっていたんですね。もう少し悠長に構えてのんびりやらないと、いつか神経が焼き切れてしまうかもしれません。幸い明日からまた出張続きで日常業務からは開放された時間がすごせますので、ひとつ状況をリセットして、せわしなさは11月で打ち切りにしたいところです。
ところで、いろいろあって書くのを忘れていたのですが、京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授の研究グループが、ヒトの皮膚から胚性幹細胞と遜色のない能力をもった人工多能性幹細胞なるものの開発に成功した、との報道が先週ありまして、なんとすごい話が出てきたものだ、と驚いておりましたら、その成果をドイツがん研究センターが表彰し、がん研究で成果を挙げた人物に与える「マイエンブルク賞」を授与することに決まったのだそうです。賞金は5万ユーロ、約800万円だそうですが、賞金の話よりもその成果が海外からも認められる画期的なものだということのほうが何倍もすばらしいことだと思います。なにせ幹細胞研究は、去年の今頃発覚したお隣の国での捏造スキャンダルで、研究が大幅に遅れること必至、との話を聞いていただけに、その1年後、核もすばらしい成果がわが国から生まれようとは、正直思いもよりませんでした。もちろんこれは基礎研究の話ですから、この、幹細胞が実際に医療で利用できるようになるには、まだ幹細胞自体ががん化しないか、とか確かめないといけない点も数多く残されているようで、実用化はまだまだ先だとは思うのですが、捏造によって、拒絶反応のない移植手術などの画期的な医療技術が誕生する未来がいつになるかわからなくなった底なし沼状態の昨年からすれば、はるかに未来を遠望しやすい位置まで現状を押し上げてくれたのは間違いないでしょう。これで私が寿命を迎えるまでには、かつてない不老長寿への道が開けているかもしれないと期待できそうです。後は遺伝子修飾とサイボーグ化とが実現すれば、ヒトは本当に仙人になれるかもしれません。生命科学はどこまで夢を見せてくれるのでしょう。なんとも楽しみな未来像です。
ところで、いろいろあって書くのを忘れていたのですが、京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授の研究グループが、ヒトの皮膚から胚性幹細胞と遜色のない能力をもった人工多能性幹細胞なるものの開発に成功した、との報道が先週ありまして、なんとすごい話が出てきたものだ、と驚いておりましたら、その成果をドイツがん研究センターが表彰し、がん研究で成果を挙げた人物に与える「マイエンブルク賞」を授与することに決まったのだそうです。賞金は5万ユーロ、約800万円だそうですが、賞金の話よりもその成果が海外からも認められる画期的なものだということのほうが何倍もすばらしいことだと思います。なにせ幹細胞研究は、去年の今頃発覚したお隣の国での捏造スキャンダルで、研究が大幅に遅れること必至、との話を聞いていただけに、その1年後、核もすばらしい成果がわが国から生まれようとは、正直思いもよりませんでした。もちろんこれは基礎研究の話ですから、この、幹細胞が実際に医療で利用できるようになるには、まだ幹細胞自体ががん化しないか、とか確かめないといけない点も数多く残されているようで、実用化はまだまだ先だとは思うのですが、捏造によって、拒絶反応のない移植手術などの画期的な医療技術が誕生する未来がいつになるかわからなくなった底なし沼状態の昨年からすれば、はるかに未来を遠望しやすい位置まで現状を押し上げてくれたのは間違いないでしょう。これで私が寿命を迎えるまでには、かつてない不老長寿への道が開けているかもしれないと期待できそうです。後は遺伝子修飾とサイボーグ化とが実現すれば、ヒトは本当に仙人になれるかもしれません。生命科学はどこまで夢を見せてくれるのでしょう。なんとも楽しみな未来像です。