かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

見事に動いているのに命があるように見えないのはどうしてでしょうね。

2009-03-17 22:20:54 | Weblog
 今朝はなぜか3時半に目が覚めてしまい、何とか2度寝しようとどりょくしたものの、あまり寝た、という気もしないまま、5時半にはあきらめて起床してしまいました。体調悪化が懸念されるこのごろですのでかなり不気味だったのですが、出勤の車の運転が黄砂のせいもあったか目がしょぼついて少しばかり危なっかしいところがありましたが、こういう異常な早起きのときに往々にして生じる昼過ぎから夕方ごろの強烈な眠気もなく、普通に仕事して帰宅できました。ただ、さすがに今はブログつけつつもまぶたが半分降りかかっています。

 さて、つくばにある独立行政法人産業技術総合研究所が発表した女性型ロボット、写真だけ見ると、まあちょっとリアル系のお人形だな、という程度の感想しかわきませんでしたが、公式サイトの動画を見ると、なんともいいがたい感動と恐怖を感じました。http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2009/pr20090316/pr20090316.html
まるで、実は俳優さんがそれっぽく動いているんじゃないの? と錯覚させられるほどの滑らかな動きが妙に人間っぽく、その自然さに感動したのですが、正面向いてこちらに進んできて表情を変える動画では、なんとも不気味な恐ろしさを覚えさせられたのです。
 ひょっとしたら、十分アップで見ていたら色々ロボットらしさも見えてきて、さほど違和感や恐怖は覚えなかったかもしれませんが、小さな画面で引きの映像だと、どうも命が無いのに動いているという状態が透けて見えるようで、そのこと自体が不快な恐れとして感知されるようです。命とは何か、ヒトは何を持って生命のあるなしを判断するのか、その認識機構の解明や生命感をかもし出す技術の開発など、脳科学や心理学、哲学にも通じるような研究が先々期待されるのですが、一方で経済産業省は、このロボットを展示会やファッションショー等のエンターテインメント分野へ応用しようと考えているようです。でも、最初のうちこそ客寄せパンダ的な興味は引くことでしょうが、このいわくいいがたい恐怖感を何とかしない限り、そんな用途には本格的には使えないと私には思えます。
 ・・・それにしてもこのどっかで見たことあるかのようなボディデザイン、一体どなたが造形したんでしょうね?

コメント (2)
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