お役人の文章ってどうしてこう頭にすっと入ってこないんでしょうね。

　今日で10月、と考えるとそうでもないのですが、今年もあと３ヶ月、と言うと、俄然焦慮感が増すように感じられて、あれもこれも、と慌ててやりたくなってしまいます。まあ、慌ててみたところでできることはたかがしれていますし、ここはじっくり腰をすえて、慌てず焦らず粛々と物事を進めていくほうがカシコイに決まっているのではないか、と自分に言い聞かせ、焦りを少しでも鎮めようと焦っているわけです。それにしても、３ヶ月、というのがあまりにも短いように感じられるようになってしまったことに、また愕然とした思いを拭えません。子供の頃は、４０日あまりの夏休みが、初日にはもう無限大にすら意識されたのに、年の瀬まではその倍以上の日数があるはずの今は、２週間しか無かった冬休みよりも短く意識されてしまう気がします。せめて一日一日意識して大事に生きていかないと、本当にあっという間に時間ばかりが過ぎ去っていきそうな感じです。

　さて、とある御仁からのおはなしもあり、今、経済産業省のコンテンツ政策を勉強しようと、同省のコンテンツ強化　というサイトにずらりと並ぶ文章の山にとりかかっています。でも、こっちが説明するときは一目でわかるように、簡にして要を得よ、と要求してくるのに、自分達は洪水同然の情報を出して、しかもどれが大事かいまいちよく分からず、全体を見通すのにやたら時間がかかる、というお役人の悪癖に嵌って、なかなか抜け出せないでいます。コンテンツ産業を統括する部署が作っているはずの資料なのにやたら見難かったりするのはもう悪質な冗談にしか思えないのですが、本当にこの部署の官僚殿はコンテンツ産業を理解しよう、という気があるのか、少々疑ってしまいかねませんので、巷にはその手のハウツー本だっていっぱいあるのですし、せめて情報の見せ方の基礎くらい勉強してから、資料作りをしてもらいたいものです。