かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

いくらお茶が体に良くてもそう何でも効くものでもないと思います。

2010-10-29 22:30:47 | Weblog
 台風14号、昨日の時点ではまだ、やって来るかも? という一抹の不安がありましたが、今日の予報を見る限り、こちらに大きな影響を及ぼす可能性はほとんど無くなったようです。とりあえず、明日台風対策に臨時出勤、という話はこれで無くなりそうなので、一安心というところです。もっとも、万が一、という話はまだありうるので、一応明日までは警戒をしておきましょう。

 さて、私は日常緑茶をがぶ飲みして、時々紅茶をはさむ、というお茶党で、コーヒーはほとんど受け付けないのですが、無意識的に、茶の方が身体によさそう、というイメージを持っていることは間違いないと思っております。もっとも、お茶にもカフェインが含まれていて、胃の弱い私にはあまり良い飲み物とは言えないところもあるのですが。
 それはともかく、お茶に豊富に含まれるカテキンは強い抗酸化活性を持つため、ガンの予防に効くんじゃないか、と研究も進められている素材です。最近はカテキンがダイエットに効果的、という宣伝を良く見かけるのですが、他にも消臭とか抗菌とか色々と機能が取り沙汰される飲み物であることは確かです。ただ、効果がはっきり証明されたものもあれば、単に言われているだけで根拠なし、というようなものもあるので、その見極めが大事な時代になっています。
 そんな中、国立がん研究センターがお茶カテキンで乳がんの発生を抑制できるか大規模な疫学調査を実施し、その結果を発表されていました。お茶に注目したのは、欧米に比べアジアで乳がんが少ない点に注目したのだそうで、その原因として緑茶を飲む習慣の駄目だ、という仮説を立て、乳がんとの関連を調べたのだそうです。しかしながら、お茶を飲む頻度と乳がん発生の間には意味のある関係は見られなかったということで、少なくともお茶に乳がんを防ぐ機能は期待できそうにない、という結果が得られたそうでした。
 健康食品、と言われるものについては、その効果がはっきりしない話が多いのですが、お茶ほど知れ渡っている健康飲料でも病気次第では大した効果がない、というのは、まあ当たり前といえばそうなのかもしれません。まあなにはともあれ、効きそうにない、という情報もまた意味のある大事な話ですので、今後もこういう調査研究が進んで欲しい、と切に思います。

コメント
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