今、子供たちの花粉症発症年齢が随分下がってきているそうです。平均で7.4歳。小学校2年生までで発症する例が6割を超えるとのこと。医師たちのアンケートでも子供の患者が増えている、という回答が多いそうで、その原因として、高タンパク・高カロリーな食事と清潔すぎる生活のせいで免疫力が低下しているせいではないか、という意見もあります。
花粉症発症が低年齢化しているのかどうかは他にデータが無いので比較のしようもないのですが、自分の発症時期はいつ頃だったか、と考えてみると、多分中高生位の時分だったのではないか、と思われます。小学生の頃から耳鼻科にはお世話になりっぱなしではありましたが、その原因は中耳炎で、花粉症ではありませんでした。その後、いつしか春の鼻炎で今頃の時期はとにかく耳鼻科に行かないとすまないようになり、そのうち副鼻腔炎から激しい頭痛に襲われるようになって、耳鼻科を転々とする思春期を過ごしました。
5月も半ばを過ぎて暑さを覚える頃になると自然に収まってくるのがとにかく不思議でしたが、当時はまだ花粉症など知られておらず、季節の移り変わりに引く風邪の一種と思い込んでおりました。
私の場合がかつての平均的な発症年齢だというわけではもちろんありませんが、それほど平均値から大きく隔たっている特異なデータというのもあまり考えにくいことです。あまり信頼が置けるわけではありませんが、なるほど、確かに低年齢化はしているのかもしれないと言えそうな気がします。
もう一つの原因とされる清潔な生活、というのは、自分の経験から類推するとひょっとしたら言えているかもしれません。私の幼少期は大阪の下町でしたが、当時は今頃から夏にかけては光化学スモッグの注意報や警報がしょっちゅう出ていましたし、風呂といえば大勢が入る銭湯、遊び場は色々と重金属が積もっていたり汚物が転がっていたりする公園や濁った水が流れる川、住まいは下町の長屋で緑も少ないですし空気も汚いという、なかなかにハードな環境でした。それが小学校6年生の時に枚方市に引っ越して、大阪市内よりもはるかに緑に溢れ、空気も綺麗な快適な環境となったわけですが、それから程なく花粉症様の鼻炎を発症しているのですから、なんとなく相関がありそうです。
ではだからと言って不潔な環境に戻りましょう、と言うのも難しいでしょうし、美味しい肉などを食べるのをグッと控えて、野菜などを大量に食べるようにしましょう、というのは簡単ですが実際には相当困難、という現状を考えると、免疫力向上のための方策を、もっと現実に即した形で考えていかねばならないような気がします。免疫賦活作用のある何らかの薬物などを使うとか、遺伝的に免疫活性を高めるような操作を行うとか、今風の解決策を研究者の方々には是非とも提示していただきたいものですが、ほんと、何とかならないものでしょうか?
花粉症発症が低年齢化しているのかどうかは他にデータが無いので比較のしようもないのですが、自分の発症時期はいつ頃だったか、と考えてみると、多分中高生位の時分だったのではないか、と思われます。小学生の頃から耳鼻科にはお世話になりっぱなしではありましたが、その原因は中耳炎で、花粉症ではありませんでした。その後、いつしか春の鼻炎で今頃の時期はとにかく耳鼻科に行かないとすまないようになり、そのうち副鼻腔炎から激しい頭痛に襲われるようになって、耳鼻科を転々とする思春期を過ごしました。
5月も半ばを過ぎて暑さを覚える頃になると自然に収まってくるのがとにかく不思議でしたが、当時はまだ花粉症など知られておらず、季節の移り変わりに引く風邪の一種と思い込んでおりました。
私の場合がかつての平均的な発症年齢だというわけではもちろんありませんが、それほど平均値から大きく隔たっている特異なデータというのもあまり考えにくいことです。あまり信頼が置けるわけではありませんが、なるほど、確かに低年齢化はしているのかもしれないと言えそうな気がします。
もう一つの原因とされる清潔な生活、というのは、自分の経験から類推するとひょっとしたら言えているかもしれません。私の幼少期は大阪の下町でしたが、当時は今頃から夏にかけては光化学スモッグの注意報や警報がしょっちゅう出ていましたし、風呂といえば大勢が入る銭湯、遊び場は色々と重金属が積もっていたり汚物が転がっていたりする公園や濁った水が流れる川、住まいは下町の長屋で緑も少ないですし空気も汚いという、なかなかにハードな環境でした。それが小学校6年生の時に枚方市に引っ越して、大阪市内よりもはるかに緑に溢れ、空気も綺麗な快適な環境となったわけですが、それから程なく花粉症様の鼻炎を発症しているのですから、なんとなく相関がありそうです。
ではだからと言って不潔な環境に戻りましょう、と言うのも難しいでしょうし、美味しい肉などを食べるのをグッと控えて、野菜などを大量に食べるようにしましょう、というのは簡単ですが実際には相当困難、という現状を考えると、免疫力向上のための方策を、もっと現実に即した形で考えていかねばならないような気がします。免疫賦活作用のある何らかの薬物などを使うとか、遺伝的に免疫活性を高めるような操作を行うとか、今風の解決策を研究者の方々には是非とも提示していただきたいものですが、ほんと、何とかならないものでしょうか?