かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

せめて豪雪地帯の車には、一酸化炭素センサー位付けられないものでしょうか?

2013-03-04 20:59:47 | Weblog
 今日は用心して室内仕事に徹し、極力外には出ないようにしていたのですが、夕方には目が痒くなってくしゃみを連発して、イヤでも花粉症を意識させられる具合になっていました。明日以降ぐっと気温が上がってくるそうですから、花粉もまた半端無く撒き散らされることでしょう。明日からは室内でもマスクを外さないようにしませんと。

 さて、北海道を襲った暴風雪で既に9人が犠牲になったと報道されていますが、駐車した車がみるみる雪に覆われていくというのは、積雪が珍しいこちらではなかなか実感しにくい光景です。こちらで言うと、ゲリラ豪雨が雪だったとしたら・・・、というような想像のほうが、下手に雪の様子を想像するよりはるかに実情に近いものがあるのかもしれません。世界的に見ると日本のように大都市でこれほど雪が見られるのは珍しいそうで、雪の量だけなら世界にもっと凄い所もありますが、これだけ人口密度の高い所でメートル単位で雪が積もる都市など、数えるくらいしか無いのだそうです。日本では屋根の雪下ろしで足を踏み外して転落死したり落ちてきた雪の直撃を食らったりして死亡する、雪を直接の原因とした事故死が年間100名前後発生するとのことですが、雪による包まのスリップ事故など、間接的に雪が原因となる分も加えると、大体倍くらい亡くなっているのではないか、といわれるそうです。多分、この雪による死者も世界的にみて多い方だったりするんじゃないか、と思いますが、何れにしても、雪のせいで親子連れが犠牲になったりするのを聞くと、月並ながら痛ましいと思わざるを得ません。
 車での死亡事故は、車体が雪に覆われた結果、行き場をなくした排ガスに含まれる一酸化炭素が車内に流れこみ、中毒するのが原因だそうで、専門家は窓を開けて換気するとか、時々排気管の周囲を除雪するなどの対策を進めているそうです。でも、息もできないほど猛烈な風と雪が吹き荒れる車外に除雪のために出る、など中々出来そうにないですし、そんな状況で換気のために窓を開ける、というのも非現実的な気がします。第一、車がすっぽり覆われてかまくら状態になってたりしたら、窓を開けても排ガスが流れ込んでくるだけなんてことも、ひょっとしたらあるのかもしれません。
 それなら、少なくとも豪雪地帯の車には、車内に一酸化炭素の検知センサーを設置して警告を発せられるようにするとか、少々の積雪でも排気管が雪で埋まらないように高い位置に設置するとか、何か一酸化炭素中毒にならなくてすむような方法を考えて実装するように自動車メーカーに義務付ける必要があるのではないのでしょうか? エンジン止めてもしばらくは寒さが耐えられるように毛布とか使い捨てカイロのたぐいをそれなりの量装備しておくとかドライバーの自衛手段を促すような報道なり教育なりもやっていればいいんですが、実際のところはどうなのでしょう。きっとそれでも犠牲をゼロにすることは中々難しいのかもしれませんが、世界有数の豪雪地帯で生活しているからには、そこで生き抜く知恵を身に着けていくしか手はないのでしょうね。

コメント
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