かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

話題が中々無い日は結構ありますが、いっぱいあって困る日も稀にはあります。

2013-03-11 20:19:57 | Weblog
 今朝は結構冷え込んだはずなのですが、夜が明けてからの気温上昇が素早かったためか、家を出る時はそれほど寒いとは感じませんでした。先週まで、ほとんど咲いていなかった職場近くの山の梅が、今日見たらほころぶどころかほとんど満開な状態になっていたのも驚きでしたが、もう確実に春なのでしょうね。午前中は空気こそ冷たいものの、日に当たればポカポカと寒気を忘れるぬくもりでしたし、これは早めに灯油を使いきっておかないと、間違いなく余ってしまいそうです。

 さて、今日は色々とニュースがあって驚くばかりでした。
 まず、納谷悟朗氏の逝去。私が最後に聞いたのは映画版の平成仮面ライダーのどれだったかでショッカーの声をあてておられた時でした。あの時も、ああ、随分年を取られたかして、声がしんどそうだな、と感じたものでしたが、もうあの渋い魅力ある声で新しい役やセリフを聞くことはできなくなったわけですね。御年83歳、大往生に合掌しましょう。

 次にエイズの特効薬候補が見つかった、という話。それも、ハチの毒から見つかったという驚きのニュースです。発見したのは、アメリカ・ワシントン大学の研究員だそうで、ハチ毒の中に含まれるメリチンという毒素がエイズウィルスの保護膜を破壊するのだそうな。しかも生体の細胞には影響なし、というスグレモノ。B型・C型肝炎ウィルスにも効くのだそうで、その効果もさることながら、よくそんな毒素を拾い上げることが出来たものだ、というのに正直驚きです。一体誰が、どんな発想でその毒素を見出したんでしょうね。蜂に刺されたエイズ患者からウイルスが消えた、とか症状が軽減した、とか言うようなことでもあったんでしょうか? あるいは、とにかく片っ端から入手可能な化学物質で気の遠くなるような組み合わせ試験を繰り返して到達した成果なのか。そこのところのドラマが実に気になります。
 
 国会中継のyoutube動画をNHが削除した、という話も、にわかには信じがたいニュースでした。去る3/8の衆議院予算委員会における、日本維新の会 中山成彬議員の質問を余さずアップした動画が、NHKさんによる著作権侵害の申し立てにより削除されましたとのコメントを残して削除されたというのです。中山議員の質問は、後半に日韓併合問題や従軍慰安婦問題について、これまで表沙汰にはされなかった「真実」を資料に基づき丁寧に説明して、政府に見解を迫る実に見応えのあるものでしたが、他にも多数の国会中継がアップされているにもかかわらず、ピンポイントでこの動画だけ削除される、というところが実に作為的、それもかなり幼稚な作為を感じます。ただ、それがあまりに幼稚であるが故に、「本当にNHKがそんなことをしたのか?」という疑問が残ります。NHKがこの件で何か声明を出すとも思えないのですが、無視を決め込むというのもこのネット社会でいかがなものか、と思わずにはいられません。

 堺が、がれき受け入れを拒否しているにもかかわらず、東日本大震災の復興予算約86億円を受け取り、ごみ処理施設を新設するのだそうな。なんでそんなことになったかというと、がれきの処理に困った環境省が、受け入れを検討しただけでも復興予算の交付を決めたため、なのだそうです。私が思うに、多分環境省のお役人が困ったのは、進まない瓦礫の処理ではなく、そのために付いた予算が消化できないこと、のはずで、そのためにこそ、「検討」しただけのところに巨額の税金を投入する暴挙に出たんだと思うのですが、マスメディアは大分その辺りを甘めに書いておられるようです。
 それはともかく、瓦礫受け入れが可能かどうか調査するための費用とか、住民の意向調査、あるいは啓発活動のための費用とか言うのならまだ理解も出来るのですが、そんな「検討」そのものに対する予算ではなくてそのお金が新しいごみ処理施設建設費に充てられる、というのが全く理解出来ません。渡す環境省も環境省なら、もらう堺市長の鉄面皮ぶりも中々大したものです。弁護士の先生方も、衆院選の無効を訴える訴訟を起こすゆとりがあるなら、こういう国税の無駄遣いを追求し、堺市などに返還を要求する裁判でも起こされてはいかがかと私などは思います。


コメント
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