今日は11時には気温が34℃を突破して、これは昼過ぎには間違いなく体温温度まで上がるのでは? と戦慄しておりましたら、結局それが今日の最高気温となりました。普通1時過ぎとか2時頃とかが最高気温だと思っておりましたから、これは結構意外でした。まあ34℃でも十分耐え難いほど暑いので、だからどうした、という話でしかありませんが。
そんな昼日中でしたが、この夏一番期待していた映画「GODZILLA~ゴジラ」を観に行ってきました。以前の巨大トカゲもどきではなく、ちょっとFatな体型ではありましたが一応ゴジラっぽく見える姿をしておりましたし、ハリウッドのSFXで果たしてゴジラがどう描かれるのか、大いに興味がありました。
もう公開されてから随分になるので多少ネタバレしてもよかろうと思いつつ、感想を書いておきましょう。
まず一言、あー面白かった! 怪獣映画はこうでなければ! というところですね。前半、チラチラとする以外怪獣がほとんど出ないまま進んでいくので、さしものハリウッドでもあれだけのものを出すには予算も苦しいのか? などと若干退屈しながらいらぬ想像をしていたのですが、中盤以降それは綺麗に覆されました。為す術無く蹂躙され、破壊される大都市。ほとんど絶望的に逃げ惑う人々。そんな人間達のことなど歯牙にもかけずに暴れまくる怪獣たち・・・! そう、番宣などほとんど観なかった私は、てっきりこれは初代同様人間VSゴジラの戦いだと勝手に思い込んでいたのでした。前半、どうも退屈に感じられたのは、そんな誤解がベースにあったせいでもあります。何せ、前半はゴジラが戦う相手、新怪獣MUTO(ムート-)の物語なのですから、ゴジラとは違和感があって当然なのでした。その誤解が解けたのが、原発のメルトダウンで壊滅したはずの、富士山が綺麗に見える太平洋岸のとある都市廃墟に建設された巨大な実験施設での出来事。ムート-がついに登場し、施設をめちゃくちゃに破壊して東に向けて飛び立ってしまった所でした。何せ、ムート-が暴れだすまで、てっきり施設で厳重管理されていたのはゴジラだと思っていたのです。それにしては変な格好をしているな、でもアメリカ映画だしゴジラの解釈もこんなものか、と誤解を重ね、ずっと映画を観ていたのでした。
結局ムートーとゴジラはハワイからサンフランシスコへ移動しつつそれぞれの市街を蹂躙し、オスメス2匹の巨大昆虫型怪獣ムート-に苦戦しつつもトドメはゴジラの必殺技が炸裂する、という熱い展開になりました。しかも、パシフィック・リムは夜戦ばかりで肝心の怪獣や巨大ロボの様子が見えづらい欠点がありましたが、こちらは夜もありましたけど昼戦もありの豪華仕様で、たっぷり怪獣同士のくんずほぐれつの格闘戦を堪能出来ました。
ゴジラが妙に人間に肩入れしているように感じられるところとか(空母とあわや激突! というところでわざわざ深く潜って艦体に当たらないように配慮したり、橋のところで錯乱して乱射してしまった海軍艦艇のミサイルが橋に当たらないように自ら体を張って止めたように見えたり)、何度も核ミサイルをムート-に強奪される米軍がマヌケすぎるだろうとか、気になるところは多々ありましたが、まあそういう細かいことを迫力と勢いで吹き飛ばすのが大怪獣映画の醍醐味というもので、個人的にはそれら粗いところで減点しようという気にはなりませんでした。そんなことを言い出したら日本のゴジラだって観てられませんしね。
もう一つ、なんとなく感心したのが、米軍側の主役がとにかく生身の歩兵だったことです。日本だとおもちゃおもちゃした新兵器が出てはゴジラに壊される、という展開がありがちでしたが、こちらはそういうものは一切出てこず、あくまでも怪獣からしたらちっぽけな人間が体を張ってちょこまかと動き周り、必死の抵抗をしてついには怪獣の卵を全滅させるという一矢を報いるのですから大したものです。その他にも限られた時間でしっかり人間のドラマも描きこまれていますし、うまい魅せ方をするものだと感心しました。
ただ、冒頭の原発破壊シーンとか、津波や怪獣で破壊された都市のシーンは、阪神大震災や東日本大震災に被災した人達だとヘタにリアルに描かれていただけにちょっとえぐすぎる映像だったかもしれないなとは思いました。個人的には怪獣映画らしくて良いのですが、人によってはこれだけでもう観るのも辛い、という方もいるかもしれませんね。
次回作ではキングギドラやラドン、モスラが出るのだという噂も聞きます。実現すればまさにハリウッド版東宝チャンピオン祭の地球最大の決戦! ですね。今回のクオリティで描いてくれるのなら断然観に行きたくなります。それぞれの怪獣のデザインもどう変わるのかも楽しみです。実現は大分先になるのでしょうが、楽しみに待っていようと思います。
そんな昼日中でしたが、この夏一番期待していた映画「GODZILLA~ゴジラ」を観に行ってきました。以前の巨大トカゲもどきではなく、ちょっとFatな体型ではありましたが一応ゴジラっぽく見える姿をしておりましたし、ハリウッドのSFXで果たしてゴジラがどう描かれるのか、大いに興味がありました。
もう公開されてから随分になるので多少ネタバレしてもよかろうと思いつつ、感想を書いておきましょう。
まず一言、あー面白かった! 怪獣映画はこうでなければ! というところですね。前半、チラチラとする以外怪獣がほとんど出ないまま進んでいくので、さしものハリウッドでもあれだけのものを出すには予算も苦しいのか? などと若干退屈しながらいらぬ想像をしていたのですが、中盤以降それは綺麗に覆されました。為す術無く蹂躙され、破壊される大都市。ほとんど絶望的に逃げ惑う人々。そんな人間達のことなど歯牙にもかけずに暴れまくる怪獣たち・・・! そう、番宣などほとんど観なかった私は、てっきりこれは初代同様人間VSゴジラの戦いだと勝手に思い込んでいたのでした。前半、どうも退屈に感じられたのは、そんな誤解がベースにあったせいでもあります。何せ、前半はゴジラが戦う相手、新怪獣MUTO(ムート-)の物語なのですから、ゴジラとは違和感があって当然なのでした。その誤解が解けたのが、原発のメルトダウンで壊滅したはずの、富士山が綺麗に見える太平洋岸のとある都市廃墟に建設された巨大な実験施設での出来事。ムート-がついに登場し、施設をめちゃくちゃに破壊して東に向けて飛び立ってしまった所でした。何せ、ムート-が暴れだすまで、てっきり施設で厳重管理されていたのはゴジラだと思っていたのです。それにしては変な格好をしているな、でもアメリカ映画だしゴジラの解釈もこんなものか、と誤解を重ね、ずっと映画を観ていたのでした。
結局ムートーとゴジラはハワイからサンフランシスコへ移動しつつそれぞれの市街を蹂躙し、オスメス2匹の巨大昆虫型怪獣ムート-に苦戦しつつもトドメはゴジラの必殺技が炸裂する、という熱い展開になりました。しかも、パシフィック・リムは夜戦ばかりで肝心の怪獣や巨大ロボの様子が見えづらい欠点がありましたが、こちらは夜もありましたけど昼戦もありの豪華仕様で、たっぷり怪獣同士のくんずほぐれつの格闘戦を堪能出来ました。
ゴジラが妙に人間に肩入れしているように感じられるところとか(空母とあわや激突! というところでわざわざ深く潜って艦体に当たらないように配慮したり、橋のところで錯乱して乱射してしまった海軍艦艇のミサイルが橋に当たらないように自ら体を張って止めたように見えたり)、何度も核ミサイルをムート-に強奪される米軍がマヌケすぎるだろうとか、気になるところは多々ありましたが、まあそういう細かいことを迫力と勢いで吹き飛ばすのが大怪獣映画の醍醐味というもので、個人的にはそれら粗いところで減点しようという気にはなりませんでした。そんなことを言い出したら日本のゴジラだって観てられませんしね。
もう一つ、なんとなく感心したのが、米軍側の主役がとにかく生身の歩兵だったことです。日本だとおもちゃおもちゃした新兵器が出てはゴジラに壊される、という展開がありがちでしたが、こちらはそういうものは一切出てこず、あくまでも怪獣からしたらちっぽけな人間が体を張ってちょこまかと動き周り、必死の抵抗をしてついには怪獣の卵を全滅させるという一矢を報いるのですから大したものです。その他にも限られた時間でしっかり人間のドラマも描きこまれていますし、うまい魅せ方をするものだと感心しました。
ただ、冒頭の原発破壊シーンとか、津波や怪獣で破壊された都市のシーンは、阪神大震災や東日本大震災に被災した人達だとヘタにリアルに描かれていただけにちょっとえぐすぎる映像だったかもしれないなとは思いました。個人的には怪獣映画らしくて良いのですが、人によってはこれだけでもう観るのも辛い、という方もいるかもしれませんね。
次回作ではキングギドラやラドン、モスラが出るのだという噂も聞きます。実現すればまさにハリウッド版東宝チャンピオン祭の地球最大の決戦! ですね。今回のクオリティで描いてくれるのなら断然観に行きたくなります。それぞれの怪獣のデザインもどう変わるのかも楽しみです。実現は大分先になるのでしょうが、楽しみに待っていようと思います。