かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

人類の寿命の伸びが止まった? 200歳とか300歳は本当にありえないのでしょうか?

2014-08-25 20:25:39 | Weblog
 昨日と打って変わって今日はまた蒸し暑くなりました。西の空に分厚い雲が群がっているのが見えてましたから、今にも降りだすかと思っていましたが、結局一日天気が持ちました。ただ、一頃に比べると暑さも随分と控えめになってきたような気がします。処暑を過ぎ、夏もようやく一段落、というところなのでしょうか。週半ばからは空気もカラッと秋模様に変わるそうですし、なんとか今年も夏を乗り越えることができた、と安堵できる日も近そうです。

 さて、フランスの研究チームが、永遠の命は無く、寿命には超えることのできない「生物学的障壁」が存在する証拠を確認したとする論文を、アメリカの医学誌「老年学ジャーナル(Journal of Gerontology)」に発表したとのことです。その論文によると、1896年から2013年までに亡くなった110歳以上の長寿の人やオリンピックに出場したアスリートを対象にその寿命の推移を調べてみたところ、19世紀末から現代まで比較的順調に寿命が伸びていく様子が観察されたのに、1997年を境に伸びがなくなり、頭打ちの傾向が示された、これは寿命が止まることなく延び続けるのを阻む「目に見えない壁」が存在することを裏付けるものだ、という主張です。「今回の調査が「比較的少人数」を対象に行われたものであり、観察期間が限られていたことは研究チームも認めており、確認された傾向は、一時的かつ変則的なものである可能性も否定できないとしている」とのことですから、これで結論が出た、というのは時期尚早ではあります。ただ、これまでの医学などの延長線上には、これ以上の寿命延伸は難しく、それを超えるには何らかの生物学的なブレイクスルーが必要、という事は明らかになったといえるかもしれません。
 そのブレイクスルーがiPS細胞に代表される生命科学の成果なのか、はたまたサイバネティックス的な機械工学の進化がなしうることなのか、あるいはもっとSF的な何かなのかは判りませんが、多分人間はそのブレイクスルーを達成し、さらなる未知の未来に向けて、おのが寿命を伸ばしていくのではないか、と私は楽観的に期待しております。まあ自分がその恩恵を受け得るかどうかはかなり悲観的な見積が必要でしょうけれど、かなうことなら更に未来の世界を実感してみたい、とは思います。恐らくは私の寿命のうちにはついに実現されることはないだろう月基地とか火星基地とか空飛ぶ車とか、本当に見られたらどんなに楽しいか、想像するだにワクワクしてきます。まあ、想像するしか無いからいくらでもワクワクしてられるわけですが、せめて寿命の限界を突破! というニュースを、死ぬまでには見たいですね。

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