かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

氷水ゴリ、所詮一時の徒花で終わるんじゃないかと言う気も致しますが、新たな展開はあるんでしょうか?

2014-08-22 21:31:06 | Weblog
 最近、朝起きた時にやたらと疲弊している自分に気が付きます、なんとか無理やり起きて、塩を舐めつつ水を一杯飲むと疲れやだるさがましになる気がするのですが、つまりは寝てる間に汗をかいて水分と塩分を失うから、即ち脱水症状なのではなかろうか、と思われます。とは言え、寝ている間に蒸散を止める方法はありませんし、暑いから扇風機を切ることもできかねますし、こうなると少しでも早く夜は涼しく脱水にならない程度に過ごしやすくなってくれるのを待つよりありません。ひょっとすると、夏バテというのはこういう夜間の脱水が原因で生じるのかもしれないなあ、と思うようになりました。週間予報によると、これから4,5日ぐずついた天気が続き、その後爽やかな秋の色濃い空気に入れ替わるみたいで、ようやく、夏も終わりを迎えた、と意識できそうな塩梅のようです。夏バテもやっと一段落付いてくれるでしょうか? 週間予報で一喜一憂ばかりしたのを思えばまだ安心もできませんが、涼しくなるというのはやはり期待したい情報です。
 
 さて、今氷水をかぶる「アイスバケツチャレンジ」なる催しが広がっているようです。いろんな有名無名な人達が、世紀の難病、筋萎縮性側索硬化症通称ALS対策支援のために、取り組んでいるのだそうで、IPS細胞の山中伸弥博士やビル・ゲイツなどの著名人が水をかぶっているシーンを撮影して動画で公開したりしています。水をかぶったヒトは次の人を3人指名する、という、一種のチェーンメール要素を持つのがどうも嫌味な感じのする取り組みではありますが、この取組が始まってから、ALSに対する募金がうなぎのぼりに増大しているそうで、1年分の寄付額をこの3週間足らずで上回るという成果を上げているとのことです。
 私個人としては、やっぱり一種の強要とも取れる次の人指名制度にはいくばくかの反発を覚えますし、氷水を浴びる行為とALSとの関連というか意味合いというかがよく判らないのが不気味ですらあります。若者ならまだしも、年寄りがこの暑いさなかに氷水をかぶるなどしたら心臓にとどめをさしてしまいかねないとも思いますし、誰もがやれば良い、というものではなさそうです。一応、ルールとして強要しないことがあるようですし、日本ALS協会も寄付や水かぶりは強制するものではないことをはっきり伝えていますが、友人からALS支援のためにと指名されれば、なかなか断りにくいものがあるでしょう。その無言の圧力が気色悪い、うっとおしい、と思う人がいるのもむべなるかなとは思います。
 世間に疎い私など、なんで今氷水をかぶるパフォーマンスが広がっているのか全く理解しておりませんでしたし、それがALS支援運動になっていることなど少しも知りませんでしたから、余計この広がりは不気味に見えてました。
 まあ手段はどうあれALSへの感心を喚起し、研究資金となりうる寄付を破格に集めることに成功したこの取組は成功だったとは言えるでしょう。今までの支援活動に一石を投じる内容だったといえるかもしれません。ただ、これが単なる一時的な流行に終わってはなんにもならないのではなかろうか? という気もいたします。折角こうして注目をあつめることに成功したのですから、これを単発の花火に終えること無く、持続的な運動の活性化につながるようなしかけや仕組みを考えて行けたらいいだろうな、と思います。また、ALS以外の難病や貧困対策などにも応用の効く運動形態が導き出せたら良いのではないでしょうか?


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする