かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

大山のぶ代さんが認知症とは、時の流れの残酷さを改めて見せつけられた気が致します。

2015-05-14 22:22:01 | Weblog
 今日はやたらと暑くなる、とネットの天気予報に書いてありましたから、それなりに心構えをして仕事に出かけましたが、午後になってざあっと雨が降り、一気に気温が下がって、暑さ対策をとっていた軽装では時に寒気を覚えるような有り様でした。いくら暑くなるとはいえまだ5月ですから、もう少し臨機応変に服装を対応できるよう考えておくべきだったかもしれません。あしタは夜に一雨あるそうですから、昼間は蒸し暑いかもしれませんね。面倒ではありますが、融通の効く服装で明日は出かけようと思います。

 さて、ドラえもんの声優さんで著名な大山のぶ代さんが、認知症になっているとのニュースを観ました。現在は、症状が出る時と出ない時があって、状態が悪い時は、2分前の記憶が無いとか、得意だった料理ができないとか、自分で入浴もできない、というような状態になるのだそうです。これまでにも、多くの声優さんや俳優さんが亡くなり、昭和がますます遠くなった、と意識させられるばかりでしたが、そうやって突然の訃報を見るのもつらいものですが、そこに至る手前で、認知症などで苦しんでいる、というのを聞くと、それはそれできついものがあります。大山さん自身は、まだ声の仕事を続ける意志があるとのことですが、自分の病気も自覚しており、時折弱気な発言をすることも有るのだそうです。
 認知症というのは、患う本人はもちろんのこと、介護する側にも多大な負担をかける厄介な病気ですが、現代の医学では完治させる治療法が無く、そもそもまだ原因も完全には解明されていません。現在の治療法は、認知症の進行を抑制したり症状を軽くしたりする方法があるのみです。それでも、基礎研究は少しずつ進んでいますし、いずれは克服も可能になるのでは、と未来には期待できそうではあります。
 とはいうものの、例えば私の両親が近々認知症を患う可能性は、年齢からしてもけして低くありませんし、認知症には若年性のものもあるわけですから、私自身だって絶対安心というわけではありません。大山さんの場合は旦那さんやマネージャーさん、家政婦の方などの協力で介護されているとのことですから、現代の日本においては人手の面ではかなり恵まれている方ではないか、と感じますが、日本中には介護の重圧に押しつぶされつつある人も大勢いるわけですし、自分もその一人になるかもしれないと思うと、ヒトゴトではないと感じます。

コメント
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