かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

与党有志による「大和」サルベージのための研究会が発足したそうです。

2015-05-31 22:00:46 | Weblog
 今日は朝から地元自治会で近所の公園を掃除する日でした。ただ、以前から有志による清掃が行われていて、もし今日が朝から雨なら中止で良かろう、という判断も事前になされておりました。天気予報では、今日は曇り時々雨、というような感じでしたから、降るかどうかはかなり微妙な状況でしたので一応掃除決行を前提に心構えしていたのですが、朝7時過ぎに目覚めてみると、ざあざあと雨音が結構激しく鳴っているのが聞こえました。これはどうやら中止らしい、と思ってゆっくり目に起きだし、念のため、と外を見てみたところ、曇り空ではありましたが道は綺麗に乾いており、雨が降っている、あるいは降っていた様子など微塵もありません。でも音だけはザアザアと耳を打ちます。なんだこれは? と思って観察をしておりましたら、音は向かいの中学校から聞こえてくるようです。どうやらプールの清掃でもしているのか、水を抜いている音が雨音に聞こえていたのでした。これは中止かと少々ホッとしていたところだっただけに、この状況にはがっくりきました。まあ草刈機を1時間ばかり振り回すだけの簡単な仕事ですから、気を取り直してさっさと片付けて来ましたが、あんな紛らわしい音をこのタイミングで出してくるなんて、人騒がせな中学校だと八つ当たりいたしました。

 さて、自民党国会議員有志で、坊ノ岬沖海底340mに沈む大和をサルベージしようという調査研究会が発足したそうです。沈んでいる戦艦大和を日本の「産業遺産」と位置付け、戦艦が持つ歴史的・文化的な意義を検証するのが目的とのことで、最新技術による水中調査や船体の一部引き揚げを目指し、政府に支援を求める提言を行う方針、だそうです。海底の大和船体は、「宇宙戦艦ヤマト」の冒頭のように綺麗に残っているわけではなく、少なくとも大きく3つに分断され、艦橋なども壊れてほとんど原型をとどめていない様子ですから、船体浮揚といってもどれだけ引き上げられるのかわかりませんが、たとえスクリューひとつ、主砲1門でも揚げられたなら、実に素晴らしい「歴史的産業遺産」になることは間違いないでしょう。1000mの深海に横たわる武蔵と違って比較的浅めの海でもありますし、我が国のサルベージ技術なら、なんとかなるんじゃないかと期待もできます。実際にその資金をどうするのか、海の墓標として静かに触らないようにしようというそれはそれでもっともな意見と今後どう調整をつけていくのか、など課題は山積みでしょうが、個人的には、是非当時の我が国の技術的到達点の一つとして、その一部なりと「本物」が見られるのなら、大変有意義ではないかと思います。本当にそんな日が来るかはわかりませんが、期待しつつ今後の展開を見守りたいですね。

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