かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

豚コレラ禍未だ収まらず。決断の時が迫っているんじゃないでしょうか。

2019-03-08 21:18:16 | Weblog
今朝の奈良市の最低気温は1.9℃、最高気温は11.4℃、五條市の最低気温は−0.3℃、最高気温は10.5℃でした。朝から上天気でよく晴れた1日でしたが、冷たい北風が流れ込み、日差しの割に気温はふるいませんでした。てっきりまた16℃とかになって花粉がブワッと舞い乱れるのかと思っていましたから、少々拍子抜けではあります。まあそれでもそこそこには飛んでいて、薬なしマスク無しでは到底外には出られない有様ですが。
 明日は朝ぐっと久しぶりに冷え込んだ後、昼間は今日以上に良い天気になって気温も上がりそうな予報です。つまり花粉もひどくなると。早くこのシーズンが終わって欲しいものです。

 さて、岐阜県の養豚場でまた豚コレラが発生。その養豚場が、先月15日に農水省の現地指導で、衛生管理「A」判定を受けていた国お墨付きの施設だったことから、豚コレラを衛生管理で無くそうという試みがいかに難しいことかを改めて関係者に突きつける形になりました。
 農水省では、岐阜県の豚コレラ騒動について関係者に「大きな油断があった」、「飼養衛生管理基準を守れば発生しない」とあたかも養豚業者らを糾弾するかのように語っていました。実際にそういう意識の甘い業者も中には居たのかもしれませんが、今回自ら大丈夫と太鼓判を押した業者に発生した以上、単純に業者らに「努力せよ」と精神論を押し付けるだけでは済まない実態が明らかになったと思います。
 養豚業者らは、豚へのワクチン摂取を望んでいると聞きますが、ワクチンを使えば豚コレラ清浄国の看板を外さなければならなくなるのを嫌い、農水省は頑としてその声を無視しています。
 しかしながら、現実にこうして豚コレラが現場で発生している状況で「清浄国」などとよくもおこがましくも名のれるものだと言わざるを得ません。ワクチンを使うと再びその看板を掲げるためには多大な努力が必要になるのは確かですが、こうしてなし崩し的にいつまで経っても病の伝染を防ぐことができなければ、いずれ養豚業者らが連日の対応に疲れ緊張が破れた時、取り返しのつかないパンデミックが発生して日本の養豚業が壊滅的打撃を被るかもしれません。まだそこまで行かず地域的に発生が限定されているうちに、どの様な手段を取ろうともとにかく封じ込める事に専念する、という風に考えるべきときではないかと私は思います。

コメント
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