かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

スポンサーは国民であるNHKが、視聴率を気にしてどうしようというのでしょう?

2019-03-07 20:25:37 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は8.3℃、最高気温は11.4℃、五條市の最低気温は7.5℃、最高気温は10.5℃でした。今日は朝未明まで雨が残り、昼間も時折雨が降ってくる生憎の天気で、日差しらしい日差しも観られず1日ぐずついた空模様に終始しました。更に夕方からは急激に気温が下がり、かなり「寒い」と感じる様になってきています。

 さて、NHK今期の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」が視聴率低迷で話題になっているのだそうな。初回の1月6日こそ15.5%で前作「西郷どん」の初回を0.1ポイント上回り、第2話12.0%、第3話13.2%、第4話11.6%、第5話10.2%と推移してましたが、2月10日の第6話で9.9%となり、大河ドラマ史上、最短で1ケタ台を記録。その後も振るわず、4週連続視聴率一桁を記録しているのだとか。
NHK会長上田良一氏も、定例会見で「前回は主人公がどうやって五輪会場のストックホルムに着くかという知られざる歴史を描いたもので、全く新しい大河になっていると思っています。より視聴者に楽しんでいただけるよう、現場も今、頑張っているところです」と答え、会見に同席した制作幹部は、「続けていく意義を模索しているところです。いかに元気が出るものにできるか、日々考えているところです」、「私も数字を見て一喜一憂するところもありますが、より一層多くの方に見てもらえるよう現場も頑張っています」と答えたのだそうな。
 まあドラマの内容が一体どういうものなのか、観てないので感想などは避けるとして、そもそも前々から疑問なのは、視聴料で運営されているNHKがどうして視聴率などを気にしているのでしょうか? NHKは一朝事ある時に全国津々浦々、すべての国民に滞りなく情報伝達ができるような機構をしっかり保持していればよく、その維持費用を公共料金として払っているのであって、娯楽など不要どころか、普段は放送を休んでいてもいいくらいだと私などは思っています。そもそも娯楽や何やらは民放にまかせておけばよいでしょう。昔々、私がまだ小学生だった頃、父の故郷でまだ健在だった祖父が居た鹿児島県宮ケ浜という田舎へ夏休みに遊びに行ったことがありましたが、まともに映るテレビ番組がNHKしかなく、民法自体がほとんど無い、という事に驚いたことがあります。ああいった時代や地域事情を考えると、あの頃はNHKは必須の組織であり、番組構成も工夫して色々と手がけなければいけないというのは理解できるのですが、今やどんな田舎でもそれなりの装置を用意すれば都会と遜色ないチャンネル数を確保することができる時代に、果たしてNHKがン十年前と変わらずあらゆる番組を制作・放送する必要があるとは到底思えません。放送設備を維持するために毎日何らかの番組を制作・放送する必要があるのだとしても、視聴率を気にして会長が会見を開くなど組織の有り様としておかしいのではないかと思わずにはいられません。

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