かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ヒンドゥー教では誤って牛肉を食べてしまうとインドまで行って寺院で魂を浄化しないといけないのだそうな。

2019-03-30 21:28:33 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温7.9℃、最高気温は19.8℃、五條市の最低気温は4.9℃、最高気温は19.9℃でした。今日は天気予報で雨、と見たのですが、降ってきたのは午後遅くになってからでした。天気が崩れるという話でしたから洗濯を控えていたのですが、気温は高いし風もあるしで朝起きてからすぐに取り掛かっていれば十分に降り出すまでに乾いていたことでしょう。残念なことをしました。しかしながら、降り出してみるとバラバラと大粒の雨が強烈に落ちてくるわ雷がなるわで中々に激しい雨でした。一歩間違えて取り入れが遅れていたりしたらまた洗濯やり直しになっていたかもしれません。そう考えるとやっぱり手を付けずに明日に持ち越したほうが良かったかとも思いますし、何とも判断の難しいところです。

 さて、ニュージーランド在住のヒンドゥー教の教徒が、スーパーの表記ミスで羊肉のつもりで誤って牛肉を食べてしまい、魂を清める儀式を行い信仰を取り戻すため、インドまでの旅の資金を求めてもめているのだそうです。店の方は、信仰心を尊重して謝罪し、200ドル相当のギフト券をプレゼントしようとしましたが、教徒の方はその受け取りを拒否、訴訟も辞さず、怒りを露わにされているのだとか。
 私も、トルコの大学の方を迎えた際に、食事時の豚肉や豚関連製品には随分と気を使いましたが、宗教的な禁忌はよほど意識して気をつけないと、宗教に関して世界有数のいい加減さを誇る大半の日本人には理解できないでしょうし、それがどれほどそのヒトにとって大切なことか、想像することすら難しいことでしょう。ニュージーランドのスーパーが即謝罪して1万5千円相当の慰謝料を出したというのは、十分な対応に思えてしまいますが、信心されているヒトにとってはたまったものではないのでしょうね。しかし、魂の洗浄にインドの寺院まで出かけて神官による儀式を受けなければならないとは、しかもそれが1ヶ月以上に渡る長い儀式になるというのは、もう少しなんとかならないのか? と感じてしまいます。
 この一件、もし裁判になったとして、果たして信者の方の主張が認められるものでしょうか? エホバの証人による輸血拒否に関連した裁判で、信者の要請を無視して輸血を行った医師が最高裁で敗訴した例もありますし、日本でもある程度は勝ち目はありそうですが、インドまでの旅費を賄える程の慰謝料を早期に勝ち取れるかとなると、大変難しいのではないかという気がします。では日本人よりも宗教に対する信仰心は高そうなニュージーランドで司法はどういう判断を下すのか、興味深い話ではあります。

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