かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

迅速さを求めるのなら、妙な条件をつけるのは止めてとっとと始めればよいのです。

2020-04-03 19:43:27 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は3.4℃、昼の最高気温は17.1℃、五條市アメダスの最低気温は0℃、最高気温は16.8℃でした。今朝は強く冷え込みましたが、昼間は少し日差しもあってそこそこに気温が上がりました。明日は更に天候が安定し、春らしい日差しで気温も一段と上がって温かい一日になる模様です。

 さて、新型コロナウイルス禍による景気浮揚や生活支援を目的とした給付金について、1世帯あたり20万円で政府が調整に入ったとのことです。給付は欲しいと言う人が、自己申告で所得や減収の状況を申請し、それを受けて給付する形が検討されているそうで、虚偽申告の場合は罰則を設ける方針なんだとか。ゴールデンウィーク前に補正予算案を成立させ、早期の給付を目指すとしているそうです。
 ・・・政府も、また馬鹿なことを考えたものです。一体誰の発案なのか知りませんが、自己申告で申請だなんて、一体誰がそれを審査して虚偽かどうかを見極め、給付対象になるかどうかを判断するというのでしょう? おそらく窓口になるのは各市町村の役場なのでしょうが、申請を受理するだけでもパニックになるのではないでしょうか? ただでさえコロナウイルスで大変なときに、最前線の役場に過重な負担をかけかねないことを、少しは考えているのでしょうか? そうして役場機能が麻痺してしまったら、せっかくの迅速な給付が実現できないばかりか、正確な給付対象者の選定もできず、結局政府への批判が高まるばかりになってしまうんじゃないかと思われます。しかも世帯単位だなんて、一人暮らしでも1世帯、親子4人でも1世帯、どちらも同じ20万円、というのは明らかにおかしいと思います。
 とにかく本当に迅速に手配したいなら、四の五の条件をつけるのはやめて、一律で別け隔てなく、いちいち選別もせずに一斉にばっとばらまくのが一番手っ取り早いでしょう。妙な条件を設ければ設けるほど、手続きがその分煩雑になり時間と手間がかかっていくのですから、少しは考えてもらいたいものです。

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