今朝の奈良市アメダスの最低気温は11.6℃、昼の最高気温は18.7℃、五條市アメダスの最低気温は11.5℃、最高気温は17.9℃でした。今日は午後遅くまで雲が多く、ほとんど日差しがないまま夕方になり、4時過ぎにようやく晴れ間が広がって西日が差してきました。朝の気温が高かったためかそこそこ昼間も暖かくなりましたが、天気予報によると早くも次の雨が西から急速に接近しており、既に九州、四国中国の西側は雨になっています。この雨が今夜半にはこちらにも届き、明日昼過ぎまで一時的に強く降る時もある模様です。雨は仕方ないとして、朝の通勤時間帯に大降りしないよう願いたいものです。
さて、ツイッターで「人の夢に入り込む。マサチューセッツ工科大学が夢をハッキングするデバイスを開発中」という実に刺激的なタイトルの投稿があったので、ネタ元のカラパイアというニュースサイトを見に行ったのですが、内容としてはタイトルほど凄い話でもなく、睡眠中の夢見状態の時に外部から刺激を与えて、夢の内容に影響を及ぼそうという実験でした。残念ながら自在に夢に入り込むことも夢をハッキングすることもできそうにありませんが、MITの研究でやろうとしているのは、その夢への刺激を汎用性のあるデバイスで実現しようとしているところがなかなかおもしろい話でした。手首、人さし指、中指のセンサーで、筋肉や心拍、皮膚の伝導性を計測し、装着しているヒトの睡眠状態を観測、半覚醒状態を検出した時に、音声で睡眠に介入し、その音声に関係する夢を惹起するものとのことです。音声はどうやら単語程度の短いもので、実際に50人に対して実験し、例えば「トラ」という単語(アメリカの実験ですから当然英語でしょうが)を鳴らしたところ、被験者がちゃんとトラの夢を見たとのことでした。この装置をDormio(ドリミオ?)と呼ぶそうですが、更に匂いで夢の意識付けができないかという目的で、ウェアラブル・アロマディフューザー「BioEssence」というものも別の研究者が開発しているそうです。
驚いたのが、ニュースを見る限りこれらの研究は学生が主導しているらしく、教授や講師などの研究者の名前が記事に出てなかったことでした。MITの研究体制とかよく知らないのですが、しばしば大学名だけ出て研究者をすっ飛ばすこともある日本の報道ではちょっと考えられない話です。
この記事の研究が今後どう進展するのか楽しみではありますが、かつて「NeuroOn:」という睡眠デバイスが一時ネットを賑わせてましたし、どこの企業だったか、日本でも睡眠中に音声で夢を制御しようという装置が開発されていたのをおぼろげながら記憶しています。どれもなかなかモノにならないまま話題に上らなくなった夢の制御ですが、こうして色々と試みられていくうちにいずれはできるようになるかもしれませんので、是非健やかに研究が進展して行って欲しいです。
そんな記事を見ているうちに、アメリカの学会誌でその名も「Dreaming」という専門雑誌があることに気づきました。2004年に創刊され、年4回刊行、夢に関する様々な研究論文が投稿されているようです。ちょっと面白そうなので、どうせコロナウイルスで出かけることもできないのですし、連休中の楽しみにちょっと読んでみようかと思います。
さて、ツイッターで「人の夢に入り込む。マサチューセッツ工科大学が夢をハッキングするデバイスを開発中」という実に刺激的なタイトルの投稿があったので、ネタ元のカラパイアというニュースサイトを見に行ったのですが、内容としてはタイトルほど凄い話でもなく、睡眠中の夢見状態の時に外部から刺激を与えて、夢の内容に影響を及ぼそうという実験でした。残念ながら自在に夢に入り込むことも夢をハッキングすることもできそうにありませんが、MITの研究でやろうとしているのは、その夢への刺激を汎用性のあるデバイスで実現しようとしているところがなかなかおもしろい話でした。手首、人さし指、中指のセンサーで、筋肉や心拍、皮膚の伝導性を計測し、装着しているヒトの睡眠状態を観測、半覚醒状態を検出した時に、音声で睡眠に介入し、その音声に関係する夢を惹起するものとのことです。音声はどうやら単語程度の短いもので、実際に50人に対して実験し、例えば「トラ」という単語(アメリカの実験ですから当然英語でしょうが)を鳴らしたところ、被験者がちゃんとトラの夢を見たとのことでした。この装置をDormio(ドリミオ?)と呼ぶそうですが、更に匂いで夢の意識付けができないかという目的で、ウェアラブル・アロマディフューザー「BioEssence」というものも別の研究者が開発しているそうです。
驚いたのが、ニュースを見る限りこれらの研究は学生が主導しているらしく、教授や講師などの研究者の名前が記事に出てなかったことでした。MITの研究体制とかよく知らないのですが、しばしば大学名だけ出て研究者をすっ飛ばすこともある日本の報道ではちょっと考えられない話です。
この記事の研究が今後どう進展するのか楽しみではありますが、かつて「NeuroOn:」という睡眠デバイスが一時ネットを賑わせてましたし、どこの企業だったか、日本でも睡眠中に音声で夢を制御しようという装置が開発されていたのをおぼろげながら記憶しています。どれもなかなかモノにならないまま話題に上らなくなった夢の制御ですが、こうして色々と試みられていくうちにいずれはできるようになるかもしれませんので、是非健やかに研究が進展して行って欲しいです。
そんな記事を見ているうちに、アメリカの学会誌でその名も「Dreaming」という専門雑誌があることに気づきました。2004年に創刊され、年4回刊行、夢に関する様々な研究論文が投稿されているようです。ちょっと面白そうなので、どうせコロナウイルスで出かけることもできないのですし、連休中の楽しみにちょっと読んでみようかと思います。
