かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

香川県の「ゲーム禁止条例」に暗雲発生? 8割賛成のパブコメに工作の疑い濃厚とは

2020-04-14 20:06:05 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は6.9℃、昼の最高気温は16.7℃、五條市アメダスの最低気温は6℃、最高気温は16.2℃でした。未明まで降り続いた雨は明け方ようやくにして上がり、朝のうちは曇り空でした。その後も午前中は雲が多く陰りがちだった日差しが、午後にはすっかり晴れて全開で届くようになりました。気温も昼以降上昇し、ようやっと春らしいギリギリのところまで上がってきました。明日は快晴で、やっと4月らしい天気になってくれそうです。

 さて、香川県でついに施行された「ネット・ゲーム依存症対策条例」なる不可思議な決まりごとについて、県民や事業者に意見を募ったパブリックコメントの原本について、瀬戸内海放送の記者が情報公開請求を実施、昨日の午後、ついにパブコメの中身が開示されました。開示された写しは、A4を4186枚分。提出者の84%にあたる2269件が賛成という、いわば圧倒的多数の賛同をもって施行されたかに見えるこの条例ですが、開示されたパブコメの中身をよく見てみると「全く同じ文面」のパターンがいくつも見つかるという実に怪しい内容であることが判明しました。メールで寄せられた賛成意見には、皆の意識が高まればいい」173通、「明るい未来を期待して…」が140通、「ネット、ゲームが子供達に与える影響様々ですので、賛成」が136通と特に多く見られ、ほぼ同じ文言の1行コメントが目立ちます。更に送信日時が、2月1日の11時21分、21分、22分、22分、23分…と、短い時間に相次いで送信されている例があります。他にも、ニュースでは言及されていなかったようですが、メールの投稿者のIPアドレスが判明しており、それがどうも内部のネットワークであることを示唆するものであるようです。これだけ揃えば、どう考えてもヤラセとしか思えない訳ですが、こうして簡単に暴き立てられてしまうあまりに稚拙なやり口には驚きを通り越して文字通り呆れてしまいます。これ、もし県民から条例無効の訴訟でも起こされたら致命的なのではないでしょうか? そんな工作をしなくてもそこそこの賛同は得られていたんじゃないか、と思っていたのですが、果たして今後この条例がどうなることか、我が母校のあるうどん県の動向が俄然気になって参りました。
 それにしても瀬戸内海放送は、まさにマスコミの面目躍如と言えるいい仕事をしますね。在京大手には皆見習って欲しいものです。








「こちら、メールで寄せられた意見なんですが、パブリックコメントへの意見賛成いたします。という全く同じ文面、改行のスペースまで同じのものがたくさんあります。

ることが分かります」
ゲーム条例のパブコメ「原本」が開示 多数を占めた賛成意見「全く同じ文章」が何パターンも 香川

議会の条例検討委員会 3月12日

 議会の条例検討委員会はパブリックコメントは「多数決ではない」としていますが最終会合では、「賛成も多いし早く採決しよう」と促す声があり、20分で審議は打ち切られたということです。

 開示されたパブリックコメントの詳細については、さらに分析し、後日改めてお伝えします。
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