必ず陰性になる偽の検査キットというから妙に小難しく考えてしまいましたが、ようするになんの機能もない、ということなのでしょうね。

　今日の奈良市アメダスの最低気温は、暫定７．５℃（１６：４９）、最高気温は１２．７℃（７：０４）、五條市アメダスの最低気温は暫定６．１℃（１５：２２）、最高気温は１０．９℃（１：３９）でした。夜中から朝の気温が高く、昼間から夕方にかけて気温が下がっていき、夕方から夜にかけて逆に上がっていくという実に不思議な気温の変化を示す一日でした。昨夜から今朝にかけて、未明には２回ほど遠雷が鳴り、２回目は窓ガラスが震えるほど響きましたが、雨風はさほどでもなく、朝にはその雨も上がっていましたが、昼過ぎからまた降り出して夕方から夜にかけて本降りになるという生憎の天気、小型台風並みに発達した低気圧が通過した影響で、随分と妙ちくりんな気象状況になったようでした。気温は夜中にかけてまた下がってくるのか、それともこのまま推移して夕方が一番寒いということになるのか、明日アメダスのデータを見るのが少し楽しみです。

　さて、タイで、中国製の新型コロナウイルス偽造検査キットが販売されているというネットニュースを見ました。検査キット、赤外線温度計などの商品で、全て必ずコロナウイルス「陰性」を示すよう設定されているというもので、バンコク市内やその近郊で、無許可のまま高めの販売価格で売り出されていたそうです。
　検査キットなどを高く売りさばく、というのはまだしもわからないでもないのですが、それらが「必ず」陰性を示すというのが意味が、最初判りませんでした。必ず陰性」になる、という言葉に、実は陽性でも「陰性」を示すようになにか高度な偽装技術が施されているのかと誤解してしまいましたが、全く検査機能を有していないただのガワだけの検査キットで、それで検査してもまともな結果が絶対出ないために「必ず陰性」になる、ということなのかとはたと気づきました。そもそもまともに機能しなければ「必ず陰性」になるでしょう。この解釈で正しいのかどうかニュースを見る限りでは判りませんが、羊頭狗肉のお国柄を思えば、全く機能しない偽物、ということで正しいように思えます。
　しかし、このご時世に、しかも他国相手に最低の詐欺をやらかすあたり、まさに中国人の面目躍如たるものがあるように感じました。騙されたタイ人はご愁傷様ですが、これを反面教師として、日本も騙されないよう注意しなければいけませんね。