韓国で再陽性反応を示す患者が９１名発生。治ったからと言って安心できない病気なのかもしれません。

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は８．５℃、昼の最高気温は９．６℃、五條市アメダスの最低気温は６．８℃、最高気温は９．１℃でした。４月にして最高気温が１０℃を割り込むという、大変に寒い日曜日になりました。既に朝からポツポツと雨粒が落ちだし、午前中から本降りになった雨は、夜になってもまだ降り続いています。今夜この雨が更に強くなって場合によっては雷も鳴り、明日もまた１日降ったり止んだりする可能性があることを、天気予報告げていました。晴れ間が見られるのは明後日火曜日になる模様ですが、どうも快晴の青空には出会えなさそうというのが週間予報の今の所の判断でした。４月になっても寒暖の差が激しいとは、なかなか冬の残滓は拭い難いものがあるようです。

　さて、新型コロナウイルスについて、韓国で、いったん治ったと思われたのに退院時の検査で「再陽性」を示すヒトが９１人も出ているということで、ＷＨＯが調査に入りました。検査でウイルス陰性を示したあとにまた感染したというのではなく、検査で引っかからないほどに減少したものの生き残ったウイルスが再び増殖、活性化した結果ではないかと推測されていますが、何分新しいウイルスであるためにまだその挙動や能力が十全にはわからず、まだまだより多くの疫学的データの収集が必要とされるとのことでした。
　確かに不可解なところは色々ありそうですね。感染者数は検査しているかどうかも関わってくるので一概に比較も難しいでしょうが、死者数は欧米が多く、日本とか韓国では少ないと言えます。中国も数字だけ見ていると死者数は比較的少なめにも見えますが、なにせあのお国柄なのでその数字が正しいかどうかから疑って掛かる必要があり、参考にするのが難しいと思われます。まあ日本人の死者数はアメリカやイタリアなどと比べ明らかに少ないので、異なる人種の遺伝的な違いの差なのか、公衆衛生等の社会的な違いなのか、何らかの差をもたらす原因があるのでしょう。再感染の話も以前から出てはいましたが、今後更に事例が増えていく可能性は否定できず、なかなか沈静化しないのかも、と疑いたく鳴る怖さがあります。
　こうなるとワクチンや治療薬の開発が進み実用化されない限りは、簡単に事態は収束しそうにないと思います。せっかく様々な端緒は出てきているのですから、国も十分な人員と設備、予算を投じて、一日も早い完成を目指してほしいものです。