かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

オリンピック、会長はいつもの猪突猛進ですが、他の人はついていけてるんでしょうか?

2021-02-04 20:07:56 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は1.2℃、昼の最高気温は9.5℃、五條市アメダスの最低気温は−3.8℃、最高気温は8.4℃でした。今日は朝のうち曇りがちでしたが、その後はそれなりに晴れて来ました。ただ、季節風が強くて外での体感温度は気温より数度低く、一日中肌寒い冬の空気になっていました。関東では観測史上もっとも早い「春一番」が吹いたそうですが、こちらが暖かくなるのは明日以降ということになりそうです。
 
 さて、 東京五輪組織委員会の森喜朗会長が、先日オリンピック開催に向けて、「私たちはコロナがどういう形であろうと必ずやる」、「やるか、やらないか、という議論ではなく、どうやるか」等々、実に雄々しくも強行宣言を発しましたが、組織委の皆さんはその意見にもっともだと感じ、開催に向けて全力を投じる覚悟が出来ていたりするんでしょうか? 会長は、発言内容はどうあれ兎にも角にも委員会の「顔」ですから、どうしようもなくても報道があれば最前線で出張るのは当然なのですが、できれば他の委員の本音も一度聞いてみたいものです。
 本当にできるのでしょうか?
 日本国内の大会であるなら、プロ野球やサッカーなどもやっていたことですし、多分そんなに難しくなくやろうと思えばできるはずです。国内の新型コロナ感染は諸外国に比べればやはり明らかに少なく、これからワクチン接種も始まることですし、適切に管理できればそんなに心配もないんじゃないかと期待もできます。ただ、オリンピックは国体じゃないんですから、日本人だけで開催できるわけではありません。少なくとも、海外から選手の方々が来日してくれないことには競技を行うことが出来ないはずです。そしてその諸外国で、一向に新型コロナの感染が収まったという情報が出てこず、逆に変異株がいくつも見つかって、感染力が増大したとか重症化するかも? なんていう不穏な話ばかりが聞こえてきます。一度は収束したはずの中国でもまた広がりつつあるようですし、日本のようにごく一部を除いて世界はまだ新型コロナ禍の戦争状態真っ只中にあって、とても五輪どころではない状況ではないでしょうか。これでは、いくら日本が新型コロナに関して安心安全な場所だったとしても、危ないところからの入国は理解が得られないでしょうし、ましてや観戦のための観光客など海外から入れられる状況ではないはずです。それでも「やるか、やらないか、という議論ではなく、どうやるか」などと超強気の発言を繰り返すのは、一体どんな成算あってのことなのか、逆に興味深いものがあります。「私を信じて!」と腹案もないのに世界に発信して大恥をかいた元首相を連想させるものがあるのですが、断じて行えば鬼神も之を避くとばかりに精神論で突破しようとしているのだとしたら、流石に周りが止めるべきです。そうではなく、成算があるのなら、一刻も早くそれを国民に開陳して理解を求めるべきだと思います。いずれにせよもう時間がありません。決めるなら早く決めないと。

コメント
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