福島の地震、天災というのは本当にいきなり唐突に起こるのですね。

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は５．８℃、昼の最高気温は２０．７℃、五條市アメダスの最低気温は３．１℃、最高気温は２０．７℃でした。今日も朝からよく晴れ、ついに五條市でも２０℃を超えました。昨年は奈良市五條市どちらも最高気温が２０℃を超えたのは３月１９日のことでしたから、１ヶ月早い記録です。最も去年の記録も平年からしたら大分早い記録だったはずですから、春の先取りと言うにはあまりに早すぎる今日の高温でした。もちろんこれで春が速やかにやってくるようなことはなく、今夜から明日にかけて雨が降った後に寒波が南下してきて冬に逆戻りする予定です。週間予報もほぼ変化がなくなりました。明後日から凍える寒さが戻ってきそうです。

　さて、昨夜２３時８分に福島県の東５０キロ位の沖合いの深さ５５ｋｍで地震が発生、マグニチュード７．３（速報では７．１でしたが修正されたそうです）、福島県や宮城県では最大震度６強、関東一円の広い範囲で震度４に達する強い地震が観測されました。関東では長周期の気持ち悪い揺れが結構長い時間続いたそうですが、震源に近いところでは結構激しい横揺れがあったようで、その様子を撮影した動画もネット上でアップされていました。ただ、深夜に入りつつある時間帯だったこともあるのか、真冬のさなかにもかかわらず特に火事が発生したりすることもなく、家屋の倒壊などもなさそうで、そもそも死者が１人も出ていませんでした。これまでに阪神大震災、東日本大震災、他にも新潟県や長野県、熊本県など、日本の各地で規模の大きな地震が発生してきましたが、ここまで被害が少ない大地震というのも珍しいのではないでしょうか？　もっとも、停電や断水、ブロック塀の倒壊、高速道の土砂崩れなど、インフラへの被害は幾つかあったようですし、福島県から自衛隊の災害派遣要請があったそうですから、詳細な被害報告がまとまれば、現時点よりもずっと大きな被害が出ていたりするのかもしれません。一日も早く復旧されることと、強い余震など来ないように祈りたいと思います。