奈良市の今朝の最低気温は21℃、昼の最高気温は23.4℃、五
さて、BSS山陰放送の報道で、地域の自治会未加入問題が取り上げられたという話が、ネットニュースに出ていました。いわく、鳥取市米子市に住む女性の投稿で、「ごみ収集について、自治会入っていない人は出してはいけないという、理不尽な事を言い出して、数人で家まで押しかけ、今後市役所の担当者も引き連れて家に来ると、ある意味脅しをかけられています」という内容。女性は1997年頃に現地に家を建て、子供が成人するまで10年自治会に入り、役員もやっていましたが、その後退会、しばらくはこれまで通りゴミ出しするなど変わらない生活をしていましたが、昨年から、自治会が設置したゴミステーションへのゴミ出しを非会員は禁止、という自治会の方針が示され、入会するかゴミを出さないようにするかの2択を迫られたそうです。これに対し米子市は、まず自治会内で話あえ。市の担当者が仲裁もする。どうしてもだめならクリーンセンターへ直接搬入するか市の許可業者に有料でゴミ収集に来てもらえという話をされていました。自治会自体は入会義務などはなく、あくまでも任意団体なので入る入らないは自由意志に基づくものですが、このように、自治会が地域社会のインフラを担っている部分もあり、その利用権を巡っては全国的にもトラブルになったり裁判ざたになっている例もあります。自治会に入ったら負け、なんていうような言葉も出てきますし、そもそも行政が自治会に仕事を押し付けている部分も増え、高齢化による地域の弱体化が一層自治会へのしわ寄せになって、会員の負担をいや増しに増している現状もあります。うちの自治会にも退会者問題が顕在化してきていますが、多分あと20年も経たないうちに地域住民がごっそり減って自治会自体維持できなくなる日がうちをふくめ多くの地域で出てくるはずです。もはや対策は待ったなしなはずなのですが、全てを綺麗に解決するそんなうまい手はそうそう出てくるものでなし、難儀な状況はまだまだ続くことになります。まあ自治会とか地域の活性化なんて今更な夢を見ている暇があるのなら、いかに地域をキレイに畳むか考える「終活」を考えるべきなのかもしれません。