かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

もんたよしのり氏大動脈解離で逝く。なんとも恐ろしい病気があったものです。

2023-10-24 20:04:10 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は9.8℃、昼の最高気温は23.6℃、五條市の今朝の最低気温は7.8℃、昼の最高気温は23.2℃でした。連日好天気で朝はそこそこ冷え込むものの昼間は十分暖かくなる日が続いています。今朝は青空を背景に、高空の西風によってくしけずられた絹雲が幾重にも折り重なりつつ細く長く棚引いて、穏やかな空模様を彩っていました。明日は朝のうち少し雲多めになりそうですが、安定した天気は引き続き維持されるようです。気持ちの良い秋の日は、なるべく長く続いて欲しいものです。

 さて、「もんた&ブラザーズ」のボーカルもんたよしのり氏が18日朝、お亡くなりになりました。享年72歳。死因は「大動脈解離」とのこと。まずはその冥福をお祈り致しましょう。それにしても、最近はなんとも訃報が多い気がしてなりません。たまたまなのでしょうが、まるで競い合うか誘い合うかのように、それも平均寿命からしたらまだ早いヒトが逝ってしまいがちに感じられます。もんた氏の死因がまた「大動脈解離」という、心筋梗塞と並ぶ循環器系の恐ろしい病気だったことにも戦慄いたしました。落語家でタレントの笑福亭笑瓶さん、漫画「ベルセルク」の作者、三浦建太郎さんなども、まだ若いみそらでこの病気で落命しています。高血圧など生活習慣病を契機として起こりやすいとはされていますが、急性大動脈解離の場合は何の予兆もなく突然大動脈の内壁が裂けて血液が大動脈の外壁と内壁の間を裂く形で溢れ出し、その時に胸や背中などに過去経験したことがないほどの激烈な痛みを発して、往々にして瞬く間に死に至らしめるという恐怖の病気です。心筋梗塞はカテーテルを血管に挿入して塞がっているところをバルーンで広げたりステントを入れてそれ以上塞がらないように支えたりすることで、部分麻酔の比較的楽な手術で回復できる例が多いですが、大動脈解離は全身麻酔で胸を切り開き、破れた動脈を人工血管で置き換える以外治療法が無いそうですから、仮に生き残れたとしても、手術の負担や術後のリハビリなど大変な苦労が待っています。できればそんな病気にはなりたくないものですが、こればかりはただただ心筋梗塞後の健全生活を維持しつつ、祈り続けるよりありません。くわばらくわばらです。

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