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さて、ネットニュースで、高齢者の自動車事故について取り上げた記事を読みました。高齢者が事故を起こした場合、最初の事故で止まらず、そこから更に急発進するなどして再度別の事故を起こし被害を拡大再生産するということが往々にしてありますが、なぜそんなことが起こるのかについて書いていました。それに登場した心理学部の先生の話によると、「導引理論」という心理学用語で説明されるそうです。これは、加齢に伴い感情の統制が取れなくなり、一度事故を起こしてしまうと不安や緊張でパニックになってしまい、日頃一番多く取っている行動を無意識に取ってしまうという行動原理を示すそうです。車に乗っているときに一番普通に取っている動作は「アクセルを踏む」のため、止まるとか降りるとかの本来行ったほうが良い動作ができず、とっさにいつも通りアクセルを踏んでしまって事故の再生産を繰り返す悪循環に嵌まるのだとか。うーん、わかったようなわからないような。ひたすら前進するだけならなるほどと思うのですが、実際には頭から突っ込んだかと思うと急にバックして今度は後ろを別のところにぶつけるなどの行動も見られますし、アクセルを踏むという動作は一つでも、それ以外のギアチェンジなどもやっていることを考えると、本当にその理屈だけで説明がつくのかな? という気もいたします。まあなにはともあれ、パニックになって正常な判断・動作ができなくなることは間違いなさそうなので、少なくとも一度事故になるような衝撃が発生したら自動でエンジンが切れるなどの安全装置でもあれば、少しはマシになるかもしれないなと思いました。もっとも、最初の事故が起きなければいいはずですので、逆走などの異常行動を制御する方が大事かもしれませんが。とりあえずいちばん簡単な安全策は年を取ったらマニュアル車に乗ること、マニュアル操作できなくなったら免許返上なんじゃないかな、とかなり本気で思います。