かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

リンゴでアレルギーとは、勉強不足で知りませんでした。

2009-11-05 21:34:56 | Weblog
 今日、「ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士」のアンケートハガキを投函しました。もちろん、高評価+続編希望! を大書しておきました。まあハガキ一枚一枚の力は大したことは無いのかもしれませんし、何よりコミックスの売り上げが伸びないことにはどうしようもないわけではありますが、何もしないよりはずっとマシには違いないでしょうし、多分選挙の一票よりはこの一枚の方が、目的に対する影響力は大きいんじゃないか、とも思います。

 さて、はがきも出して一息つきながらネットニュースを見てましたら、ミスタードーナツで「リンゴとクリ」を混同し販売、自主回収へ、なる記事を見つけて、? を浮かべていました。リンゴは「スティックパイ アップルキャラメル」クリは「スティックパイ マロン」という商品なのですが、この記事が、「食品と安全」というカテゴリに分類されていたためで、いくらリンゴと栗を間違えたからといって、汚染米などと同列においていいものか、それに具なのかトッピングなのかは知りませんが、食べられるものを間違えて売ったからといって、それを自主回収しようというのもおかしな話だな、と思ったのです。私もミスドは時折駅前のお店でお土産代わりにちょいと立ち寄って家人に買って帰ったりすることもあるのですが、多分私なら、「スティックパイ アップルキャラメル」のつもりで買って帰り、家で箱を開けて中からマロンが出てきても、苦笑いしてそのまま食べてしまうに違いありませんから、後でそれを自主回収と言われても、もう食べてありません、というより無いことになるのはほぼ確実なのです。
 ただ、勉強不足で知らなかったのですが、世の中にはリンゴでアレルギー症状を発するヒトがいて、花粉症のヒトはリンゴアレルギーも発症しやすくなるのだとか。リンゴアレルギーは、口や喉が痒くなったりするいわゆる口腔アレルギー症候群として知られているそうですが、腹痛や下痢、まれにショック症状を起こして最悪死に至ることも無きにしも非ずだとか。この症状は桃、さくらんぼなどのバラ科の果物でも起こるそうですが、同じバラ科の梅や梨、イチゴなんてのは大丈夫なのでしょうか? まあそれはともかく、世の中にはそういうリスクを抱えるヒトもいるので、自主回収という運びになったのだそうです。もっとも、販売数は全国7店舗で200個ほどだそうで、リンゴアレルギーの罹患率を知らないのでなんともいいにくいことではありますが、そんなに目くじら立てないといけないほどの危険度の高い案件なのだろうか? という疑念は、いまだ払拭できずにいます。それに果物のアレルギーは、熱がかかるとアレルゲンのタンパク質が不可逆的に変性してしまうためかアレルギーになりにくくなるのだそうですが、ミスドのパイは十分に熱がかかっていない、ということなのでしょうか? 出来れば商品を見て判断したいものですが、残念ながら当分販売を見合わせるのだそうです。
 私も花粉症で、リンゴなどは大好きなのですが、さて、リンゴでアレルギーって起こっていたでしょうか? ブルーベリーで発疹があったのは記憶しているのですが。
 
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私だけの『月』がこの手に!

2009-11-04 22:36:40 | Weblog
 覚悟はしていたとはいえ、今朝の寒さは予想以上でした。一応毛布を追加して、暖かくして寝たつもりだったのですが、早朝未明に寒さで目が覚め、震えながら寝具を追加せざるを得なくなりました。県内でも氷点下を記録したところがありましたし、もうすぐ毎日こんな気温になるのかと思うと少々気が滅入ります。まあ今夜からまた秋らしい気温へと変わるそうですし、しばらくはそう震えなくても秋の夜長を楽しめることでしょう。
 秋の夜長、といえば、今日は帰り際の駐車場で、東の空に大きく輝く月のまん丸な姿が見えました。満月からは2日ほど過ぎているのですが、空気が澄んでいるのか、それでも十分見ごたえのある姿でした。
 そんな月の姿を道々愛でつつ帰ってきたわけですが、宇宙航空研究開発機構JAXAが、「かぐや」の観測したデータや撮影した画像の公開を始めていることを知りました。観測データの会員制検索サイト(https://www.soac.selene.isas.jaxa.jp/archive/)の使い方は今ひとつまだ理解できていないのですが、データや画像を月の3Dモデルに重ねて見られるという「かぐや3Dムーンナビ」(http://wms.selene.jaxa.jp/3dmoon/index.html)が大変面白く、しばし時間を忘れてくるくる3Dの月映像を楽しんでしまいました。普段は絶対に見ることのかなわない月の裏側や、南極、北極をそれぞれ真上から俯瞰したり、観測高度を上げたり下げたりしてそのクリアな映像を堪能したり、と、気分はもうスターウォーズ感覚です。
 Javaで提供される3D映像のせいか、うちのオンボードチップでは少々荷が重いのではありますが、いずれ近いうちにグラフィックアクセラレーターを増設するつもりでいますので、そうなればもっと滑らかに月の姿を隅々まで愛でることがかなうでしょう。
 それにしても、月をこんな風に自由自在に見ることができる日がこようとは。日本の科学技術とPC、ネットの普及に感謝感激でした。


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「ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士」、売れているといいんですが

2009-11-03 22:13:32 | ドリームハンター麗夢
 「ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士」、結構好評なのでしょうか? このところの拙ブログでのアクセスを解析しておりますと、こちらにお越しの方々の検索キーワードが押しなべて麗夢、麗夢XX、蒼の機関騎士、となっておりまして、カウント数も普段より少し伸びております。その関心の分だけ売り上げが伸びていれば良いのですが。一応今見て来た話ではありますが、Amazonnでは関連分野の本で26位、16日連続100位以内、という順位だそうです。結構頑張っているな、という気がいたしますが、この出版社の本としては、どれくらいのランクにあるんでしょう。
 2、3年前のDVDボックスは、ファンにとってはうれしい事ながら、結局は懐かしい過去の資産であり、そこから新しい物はそうそう見つかるものではありませんが、今回のコミックスは、御大も絡んだ全くの新しいストーリーで、もうそれだけでも観る価値があろうというものの上、色々これまで謎だったところが若干開陳されているものもあり、是非多くの方に目を通してもらい、映像にも改めて興味を持ってもらえたらうれしい限りです。そんなこんなが合わさって一つのうねりにまで育って行けば、「次」もその先もまた見えてくるのではないか、と思って頑張って行きたいと思います。

 さて、その一環として同人活動をやっているわけですが、そろそろ腰を上げてまずはコミックトレジャーの申し込みをしなければ、というわけで、カタログに載せるサークルカットのテンプレートを、公式サイトからダウンロードしてきました。これを作ってアップできるようにしてから、オンラインで申し込みをするつもりです。多分来週末までには諸事万端完了できるんじゃないか、と思います。

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無人貨物船HTV、見事その任務を果たし、南太平洋上で散華しました。

2009-11-02 22:39:36 | Weblog
 昨日は暑いくらいに暖かだった天気が、今日は一転して冷たい風が吹きすさぶ真冬の気候に変わりました。時折日は差すのですが、まるで気温が上がる様子は無く、まさにびゅうびゅうと風速計の羽根を目にも止まらぬ高速回転で回し続ける北西の風が間断なく続いて、いやがうえにも寒さを募らせていました。明日朝は更に一段と冷え込むそうなので、今夜はなるだけあったかくして寝たいと思います。

 さて、地上はそんなこんなでめまぐるしい変化に翻弄されておりますが、大気圏外で一仕事終えた無人貨物船HTVが、1.6トンという大量のゴミを腹いっぱいに詰め込んで大気圏に突入し、燃え尽きてその使命を終えました。打ち上げられた後、自動操縦で宇宙ステーションに接近し、接舷しておよそ3.6トンの必需品をステーションに受け渡すことに成功する、という離れ業を演じたHTVでしたが、月観測衛星「かぐや」や、小惑星探査機「はやぶさ」など、日本の宇宙技術は無人のロボットで威力を発揮するのに長けているように感じます。「かぐや」の集めたデータからは、この間、月の地表下に広がる地下ドームの入り口と想定される竪穴が発見され、月基地を実現する大きな手がかりを残してくれたそうですし、「はやぶさ」も、小惑星「イトカワ」から持ち帰ったサンプルを抱え、地球に向けて飛んで帰ってくるところで、これが成功すればまさに前代未聞、日本の技術力の高さをいやがうえにも喧伝することになることでしょう。そしてこのHTVの成功。これから2号機、3号機と実績を着実に積み上げて行って欲しいです。そしていつの日か、我が国の技術で我が国の民を宇宙へと送り届ける日が来ることを願ってやみません。残念ながら多分その頃まで私が生きていることは難しいんじゃないか、と最近は思うようになってきてはおりますが、ひょっとしたらこれからの生命工学の発展で寿命も飛躍的に伸びたりするかもしれませんし、棺おけに足を突っ込むその日までは、希望を捨てることなく待ちわびるといたしましょう。

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連載終えたら次は何をしましょうか。

2009-11-01 22:02:10 | Weblog
 今日は朝のうち晴れていたので布団を干していたのですが、昼過ぎから急に雲が増えて蒸し暑さが増し、しばらくすると、本格的な雨が降り出しました。雨が降り出す直前、近所の地元スーパーマーケットに徒歩で買い物に出ていたので、この天気の急変にはかなり焦りました。幸い、雨が降り出すまでに帰宅して布団を取り込むことが出来たので、今夜はふかふかの布団で寝ることが出来ますが、ほんの10分も帰宅が遅れていたら、しとどに濡れた布団を必死に乾燥機で乾かす羽目に陥っていたことでしょう。本当に助かりました。

 さて、連載小説も予定通り更新出来ましたが、残されたテキストもあとわずか。師走を待たずして連載終了の目処が立ちました。まあまた終わってから感想なり解説なりは書くつもりでおりますが、これを終えて後次はどうしようか、というのが悩ましい話です。
 先日、古い記録を紐解いていて、来年は「かっこうの本棚」開設10周年ということになることに気づいたところでもあり、せっかくの記念に相応しいことを何か出来たら、とは思うわけですが、何かやるにしても早々一朝一夕に出来る話でもなく、それなりに下準備や、何か作るのだったらその製作時間も必要になります。前に作ったアニメだと、ほんの20秒でも8ヶ月かかりましたし、あの頃に比べ使える時間が少なめになっている昨今からしますと、同規模のものをやろうとしたらほぼ来年1年間丸々使って果たして出来るかどうか、という話になるに違いなく、それだけの『大作』を手がけるだけの気力を今果たして振り絞ることが出来るのか、はなはだ疑問だったりします。
 まああまり大上段に構えてみてもただプレッシャーが募るだけですし、時間もパワーも資源が限られている中で、やれることをやりたいようにやるしかないわけですから、連載終了後は少し頭の中を整理して、何をするか、何がしたいか、自分自身とじっくり相談して決めて行きたいと思います。まあまずは冬のコミトレに出るための申し込み締め切りが今月20日までですので、こちらもぼちぼち準備にかからないとなりません。そんなこんなをこなしつつ、10周年に相応しい『何か』が出来ればいいな、と思います。

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16 名前 その1

2009-11-01 08:49:24 | 麗夢小説『向日葵の姉妹達』
 麗夢さん、アルファ、ベータと化け物達の戦いが続いている。私はお姉さまの手の中で震えながらも、その様子から目を離すことが出来なかった。
 戦いその物は圧倒的と言っていい。
 確かに魔物達は強そうな格好で怖い顔つきをしているけれど、どんなに猛々しく吠え盛ろうと、どんなに大きく口を開けて威嚇しようと、彼らの爪も牙も、まるで麗夢さん達には当たらない。
 一方、麗夢さんの剣も、アルファ、ベータの爪と牙も、ほとんど空振りなしに魔物の身体を捕らえ、大抵一発で吹っ飛ばす。特大のトラと狼みたいなアルファとベータはともかく、華奢な身体を申し訳程度に包んだドキッとするような格好で剣を振り回す麗夢さんに、どうしてそんな力があるのか、私には不思議でならない。
 どう見ても相手の方が力が強そうなのに、麗夢さんは魔物のブン! と振り回した腕を軽々と剣で受け止め、はじき返し、斬りつけては退治しているのだ。しかも、相手は次々と出てきて、ずっと休み無く剣を振り回し続けているのに、ちっとも動きが鈍ると言うことがない。あの剣だって軽いことはないと思うのに、どうして疲れないの? 見ていると色んな疑問が湧いてくるけど、今はとにかく応援あるのみ!
「ふーん、前に見たときより、少し強くなっているかもね」
 お姉さまは感心したように独り言をこぼした。
「そう言えばさっきもお知り合いみたいでしたけど、お姉さまは前に麗夢さんに会われたことがあるんですか?」
 私の問いに、お姉さまはちょっと珍しく戸惑いをみせながらも、ええと答えてくれた。
「まあ色々あってね。と言うか、思い出したんだけど……。そうそう、思い出したと言えばシェリーちゃん、私、捜し物を一つ見つけたんだ」
 この状況下で、実にのんびりとお姉さまは言った。私もつい釣られて何ですかと問いかける。するとお姉さまは言った。
「私の名前よ。忘れたって言ったでしょ? でも、さっき麗夢ちゃんを見てやっと思い出したのよ。私の名前はねえ……」
「危ない!」
 麗夢さんの切迫した叫びが、私達の意識を強引に外に向けさせた。目を上げるとそこに真っ黒な巨体が覆い被さるように迫っていた。爛々と輝く真っ赤な目が狂気じみた色を帯びて私達を睨みすえ、同じく真っ赤な口が思い切り開いて、私達を一呑みにしようと迫ってくる!
「きゃあぁっ!」
 私は思わず叫んで目をつむり、お姉さまにしがみついた。
「せっかくいいとこなのに、邪魔するなっ!」
 お姉さまの怒声が頭の上で鳴り響く。途端に背中が熱くなり、私が恐る恐る目を開けたとき、お姉さまがにっこりと笑いかけてきた。
「もう大丈夫よ。シェリーちゃんは私が守って上げる」
 見ると、今にも視界一杯を覆いそうだった魔物の姿が、跡形もなく消えている。その向こうで、麗夢さんがちょっと口をぽかんと開けてこちらを見ていた。が、すぐに襲ってきた別の魔物の攻撃をすっと避けると、再び向こうを向いて戦いの中に戻ってしまった。
「びっくりした? でもここはシェリーちゃんの夢の中なんだから、その気になればシェリーちゃんにも出来るんだよ」
「わ、私にも?」
「そう。夢の中ではイメージする力が大事なの。私みたいに『邪魔だから飛んでっちゃえー!』って思えば、あれくらいのやつはじき飛ばすのはわけないのよ」
 判った? と微笑むお姉さまに、私はぎこちなく頷いた。正直自分に出来るとは思えなかったから。でも、私は少なくともずっと心強くなった。麗夢さんやアルファ、ベータがいて、お姉さまがいる。私も頑張ればもう少し強くなれるらしい。そうなれば、この化け物達の悪夢を終わらせることも不可能ではないだろう。
 そう私が心強く思うことが出来たとき、そんな思いに冷や水を浴びせるような声が、向こうから上がった。
「麗夢。お前の狙いが解析できた」
 突然、右側の壁に大きなディスプレイが現れた。
 音もなく白く輝き、やがて、暗い映像がそこに映し出される。それは、随分高いところから下を見下ろしているような映像だった。
 暗くて良く判らないが、何となく広場のようなところらしい。
 しばらく映像は右左に揺れていたが、すぐに一点に集中すると、ぐいと地面に近づいた。暗い中に、ほのかに白くぼんやり輝いているように見えるところが現れてくる。
 やがて、それはおぼろげに人の形を浮かべ、更に画面一杯に上半身が映し出されるようになる頃には、私にもそれが何かはっきり判った。
「え、円光さんだ!」
 私の叫びに、麗夢さんの小さな舌打ちが重なった。
「思えば前回もお前とこの男の連携に破れたのだった。だが、今回はそうはさせない」
 佐緒里が魔物達を従えて前に出た。
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