かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

チョコも悪くはないですが、出来ればもっと「和」な甘いものが個人的にはありがたいです。

2012-02-14 21:58:17 | Weblog
 今日は朝からずっと雨が降り注ぐ、陰鬱な一日でした。気温はそれなりのはずなのに妙に薄ら寒くて暖房を強めてみたり、車でもフロントガラスが曇ってしょうがないのでエアコンを入れてみたりと、何かにつけてエネルギー消費がかさむ日です。帰宅してもすぐストーブを点けたくなったり。ピン!と張り詰めるような冷たさでも、まだ晴れている方が気持ち楽な気がします。

 さて、そんな今日はバレンタインデーということで、私もチョコレートを同僚の女子からいただきました。
洒落た惑星の小箱の中に、サイケデリックな色合いの土星?なチョコレートが入っていました。



 もっとも、最近は男性から女性に贈るのもあるのだそうで、家人からはしっかりねだられて、娘も含めこちらからチョコレートを用意して渡したりもしました。まあお菓子やさんの陰謀とか何とかいう通り一遍の話は話として、ちょっとしたイベントとして少しでも経済が回るのならそれはそれでいいのではないか、と私などは思います。ただ、個人的な希望を述べるなら、出来ればチョコじゃなくて小豆の和菓子、百歩譲ってモンブランとか栗系の洋菓子を贈り合うようなイベントにならないものでしょうか。なんとなれば、チョコレートは嫌いというわけではないのですが、積極的に好きというわけでもなく、それしか無ければ黙って食べますが、もしおはぎや大福と並んでいたらチョコにはまず間違いなく見向きもしない、という位のものなのです。土用のうなぎ、2月3日の恵方巻、2月14日のチョコレートと、昔から色々と流行りが演出されてきているのですから、和系のお菓子についても業界が頑張って贈り贈られるような記念日を創ったりしてみてはどうか、と半ば本気で思います。まあそんな日が来る(かもしれない)その時までは、頂いたチョコレートをありがたく味わって、満足しましょう。

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原発の温度測定、熱電対しか方法がないものなのでしょうか?

2012-02-13 22:26:46 | Weblog
 今日は昼過ぎから冷たい雨が降り出しましたが、1,2週間前と違って、これが明日朝には雪になって街が真っ白に埋め尽くされるのでは? というような不安と言うか期待と言うか、なんとも言えない真冬の心境になることはどうやらなさそうです。どうも天気が周期的に変化しつつあるように感じられる、つまり、季節が大きく一歩進んで、春の空気の流れに変わりつつあるのではないか、と思えるからです。もちろんまだまだ寒い日は続きますし、本来の春には程遠いには違いないのですが、少なくともこれからは、一雨ごとに冬の終わりが近づいてくるように感じられます。もっとも、そうやって油断しているとまた痛い目を見たりするのでしょうが・・・。まあ次の悩みは、灯油を後どれだけ購入しておくか、です。なんとなく、もう1缶買うと余らせてしまいそうな気がしますし、といって在庫だけでは足らないような気がするし、とりあえず在庫がはけてから、冬の残りを勘案しつつ買うか買わないのか、買うとしたらどれくらい買うのか、を考えるつもりです。

 さて、福島第1原発2号機の炉の温度が急上昇しているのは温度計の故障の可能性が高い、と言う話、温度計のセンサーは熱電対だそうですが、なるほど、それなら故障することも珍しくはないな、と思いました。仕事で、熱電対は割としょっちゅう使うのですが、時折トンデモない数字をはじきだしてくれるのを見ることができます。大抵経年劣化で電気接点の接触不良だったり断線だったりするのですが、原発よりも遥かに緩い環境で使っていてもそうなのですから、いくら原発用に耐久性の高い素材を使っていても、あれだけの事故から既に1年近く経過している事を思えば、故障して異常値を表示したりしてもそう不思議には感じません。もっとも、出来れば既存の熱電対センサー以外の方法で、できるだけ正確に炉内温度を測定する方法を何とか考えてもらえないかとも思います。結局それがないばかりに、342.2℃だとか400℃超えとか、センサーの故障ならなんの意味もない数字ばかりが大げさに喧伝される結果になってしまっています。本当に何か方法はないものなのでしょうか? 宇宙線の一種ミュー粒子を使って原発内を透視しよう、というような研究が進められていると聞きましたが、そんなふうな計測方法で温度を測るようなことができないものなのか、物理屋さんや工学屋さんに伺ってみたいものです。

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まだ2月なのに早くも花を咲かせるのが出てきました。

2012-02-12 22:32:47 | サボテン
 島根出張から帰って、今日は体力の回復を名目に一日ぐうたら過ごしていました。まあ別に疲労が溜まってということもなかったのですが、唯一腰がかなり痛いのが困りものでした。ほんの4,5時間乗り物に揺られていただけなのですが、この間の鹿児島行も思えば同じ苦しみを味わったように、私の腰はそろそろ長時間の移動に耐えるのが困難になりつつあるようです。これまで、空港までのアクセスや早めに行って搭乗手続きをしなければならない煩雑さなどから、移動手段として飛行機にはあまり魅力を感じなかったのですが、今回その魅力を再発見したように思います。なんとなれば、少なくとも飛行機なら、鹿児島でも島根でも、1時間ほど乗るだけで移動できるのですから。空港までのアクセスがいくら掛かるといっても、時間で言えばせいぜい30分くらいのこと。じっと座りっぱなしで数時間を過ごす鉄道や長距離バスと比較すると、腰への負担ははるかに少なく済みそうです。恐らくもう二度と夜行高速バスなんて乗れないでしょうし、昼間の長距離バスも避けるべきなのでしょうね。唯一マシそうなのは船ですが、便数が減って行ける場所が限定されますし、これからは単に価格とかだけではなく、もう少し真剣に身体への負担の大きさも考慮に入れて乗り物を選ばねばならないようです。

 さて、寒波が過ぎて小春日和に誘われたか、早くも花が咲いたサボテンがありました。



 ノトカクタスのすみれ丸です。いくら何でも早す切るので蕾のうちにとってしまおうかとも思ったのですが、新しい温室はそれなりに暖かいようですし、やっぱり花を見てみたくなったのでそのまま咲かせてみました。今回の冬はまだもう少し何度か寒波が寄せてくるようですが、どうやらこの間のがピークだったようで、これからは少しずつ気温も上がってくることでしょう。そんな中、サボテンの植え替えや水やりの再開を何時からにするか、今春もまた判断に悩む事になりそうです。

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松江市訪問の記録を整理しておきましょう。

2012-02-11 21:50:37 | Weblog
 今日は春の到来を思わせる、小春日和の気持ちの良い1日でした。ただ、そうなってくると困るのはスギ花粉の飛散です。まだ今日のところは問題なさそうですが、いずれ近いうちに飛び始めることでしょう。それまでの理想的な気持ち良い季節、という極めて貴重な時間です。
 さて、昨日は時間がなくて整理もできかねたので、今日は島根県松江市に行った時の記録を整理しておきましょう。

 まずは投宿したホテル。部屋は普通のビジネスホテルでしたが、2キロ先の源泉から引いている、という温泉が各部屋のユニットバスから出るという、ちょっと普通じゃないところがありました。こうなるとゆっくり足も伸ばせる大浴場が欲しいところですが、まあそれは少々贅沢にすぎる望みかもしれません。もう一つ、変わっているのはアンティークの時計が沢山飾られているところです。


ホテル玄関にあった時計だけ撮ってみましたが、歴史のあるホテルでオーナーの趣味だったのか、各階に時計の展示がありました。




松江城の入り口です。平日の朝早くのせいか、観光客の気配はなく、静かなものでした。





 松江城の写真は昨日もアップしておりますが、少し角度違いのものも挙げておきます。ぐるりと城の周りをめぐることができますが、どこから見ても綺麗で気持ちが落ち着く良いお城だとつくづく感じました。時間がなくて登城出来なかったのが残念です。石垣も結構高く、しかもこの上の方、柵も何もなくてぎりぎり端まで行って下を覗き込むことも出来ました。私は怖かったのでとても端まで寄れませんでしたが、無粋な柵など無くてよかったと思います。



城の周りには堀が取り巻き、さらに街中は川が巡らされて、まさに川の街、水の都、という感じでした。そんな土地柄のためか、遊覧船が頻繁に行き交って、観光に一躍買っていました。これも時間があれば乗りたいところでしたが、一回2時間くらいかかるので諦めました。





 城の東側だったか、堀に沿って武家屋敷の街並みが保存されておりました。単に建物が保存されているだけでなく、ところどころ街並みをそのまま活かしてお店が開かれていたりして、今も積極的に活用されているのが印象的でした。




其の武家屋敷通りにある小泉八雲の旧居です。開放されていて、入場料を払えば小泉八雲の生活した部屋が見学できるのですが、これも時間が無くて外側だけのぞくだけで我慢しました。



街中にはこのような案内板や地図がいたるところに立っていて、私のような方向音痴でも迷うことは一切ありませんでした。



仕事に行った島根大学は、これまでいくつか訪れた地方国立大学の中でもなかなか綺麗で立派なキャンパスでした。広さはどちらかと言うと狭苦しいくらいでしたが、文系理系取り混ぜたコンパクトで機能的な総合大学のように感じました。



昼食の出雲そばです。なめらかでコシのある美味しい蕎麦でした。薬味はわさびではなく、辛子大根です。右端に紫色に見えるのがそれで、島根大学の先生が在来の大根を選抜育種し、生み出した、綺麗で辛味成分の多いそばのための大根なのだそうです。

 以上で写真は終わりです。
 雪の日ではなかったのでなんともいえませんが、訪れた短い時間の限りでは、しっとりと落ち着いた感じがなんともいえない心地よい街だったと思います。金沢もそうでしたが、日本海側の町は割りと気持の良い、住んでみたいな、と思う町が多いような気がします。


 

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タイトなスケジュールでしたが、最低限観たいものは観てきました。

2012-02-10 23:20:08 | Weblog
 島根県松江市から無事帰宅しました。今回、寒波の情報に結構翻弄されましたが、結局道中何の問題もなく、拍子抜けするほどごくごく普通に往復出来たのが僥倖でした。それでも、数日前は結構道も真っ白になるほど雪が降ったのだそうで、その時に訪れていたらまた違った感想を持ったかもしれません。

 さて、今日は仕事の目的である島根大学に向かう前に、ひと目だけでも観ておきたいと思ったのと、ホテルからは歩いて10分ほどと割と近かったこともあり、朝のうちに松江城に行ってきました。



 なかなか立派な佇まいのお城です。江戸時代初期創建の天守閣がそのまま残るなかなか貴重なお城で、今は国宝にしようという運動が地元であるそうです。建設時期はそのころ大改修されて現存の形になった姫路城とかと変わらないので、姫路城が国宝なら確かにこちらも国宝になって不思議ではないようにも感じられます。

 その後ぐるりとお城を巡って小泉八雲旧居がある武家屋敷を観て、バスで大学に移動しました。本当は天守閣にも登りたかったですし、小泉八雲旧居や小泉八雲記念館にも立ち寄りたかったのですが、そこまでの時間は無く、外側から流し見するのが精一杯でした。また機会があればぜひ今度はじっくりと観て回りたいですね。
 後心残りは日本海の美味しい魚を結局食べ損ねたこと。こちらもいつか必ずリベンジを果たしたいです。

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松江は雪景色、ではありませんでした。

2012-02-09 22:32:18 | Weblog
今日は昼過ぎまで大阪・本町で仕事した後、梅田に移動して一路島根県松江市に向けて出発しました。今回の寒波で果たして無事たどり着けるのか危惧しておりましたが、大阪で探る限りでは交通機関が麻痺しているような情報はありませんでしたし、どちらにせよ行くしかありません。
岡山から中国山地を抜けて山陰側に出た時にはさすがに辺りは真っ白でさもありなんと思いましたが、山から降りて行くに連れ雪がみるみる少なくなって、JR松江駅に着いた時にはほとんど雪の姿はなく、拍子抜けしました。今回の寒波はずっと東で猛威を振るったようで、おかげで道中つつがなく予定通り移動出来たのはありがたかったです。
ただ、長時間揺られたためか到着時はまるで食欲がありませんでした。行く前は日本海の美味しい魚貝類や山陰の肉を期待していたのに、とてもそんな重いものを入れる気にはなれず、結局出雲蕎麦を夕食に食べてお腹を満たしました。多分明日には回復もしているでしょうから、お楽しみは明日に預けたいと思います。仕事に来ているのであんまり時間はありませんが、松江城位は見ておきたいですし、明日の体調とお天気に期待したいです。
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南極の氷の下に広大な淡水湖があるというのも驚きですが、其の氷の厚さも一驚です。

2012-02-08 22:34:16 | Weblog
 少し暖かくなってほっとしたのもつかの間、またぐうっと寒さが募るというのは、ずっと寒いままよりも身体に堪えます。しかも今日の季節風の強かったこと。こちらは冬には西から二上山、葛城山、金剛山を越えた冬のからっ風が時に強烈に吹き荒れるのですが、今日の風ときたら、西に向けて歩いていたらビュッときた瞬間足を強制的に踏み止まらせたくらいに猛烈でした。風に煽られて足が止まるなんて、台風の時くらいではないでしょうか? もう少し強ければ、身体が持っていかれて尻餅くらいついていたかもしれません。それ位一驚に値する季節風でした。しかし明日はどうなるでしょうか。出来れば寒波には早々に北へ退場願いたいのですが、居座りはしないもののその足取りはけしてコチラの望むほど速くはなさそうなのが厄介です。
 
 寒いといってもこちらはせいぜい氷点下数度と言ったところが関の山ですが、そんな寒さを生み出す拠点の一つ、南極で、ロシアの調査部隊が3768mもの氷を突っ切り、その底に眠る淡水湖に到達しかけているのだそうです。南極の氷の下に隠れている大陸には、その表面に淡水を湛えた湖が百幾つかあるそうなのですが、今回壮挙が成し遂げられようとしているのは、その中でも最大の大きさを持つボストーク湖という名前の淡水湖なのだそうで、その大きさたるや、琵琶湖の20倍以上、北米大陸の5大湖に匹敵するのだとか。富士山一個分の厚さの氷に封じ込められたのが2500万年前なのだそうで、そのまま封印され続けた大量の淡水の中にいったい何が隠れているのか、実に興味深いものがあります。
 それにしても、南極の氷の厚さというのはやはり半端ないですね。厚さ4キロの氷だなんて、正直想像もつきません。宇宙しかり、深海しかり、南極の氷の底しかり、で、まだまだ地球やその周辺には謎が山のように残っているものですねぇ。

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PCの調子の悪さは、うちがあまりに寒いからなのか、と思ったりもしています。

2012-02-07 21:13:41 | Weblog
 昨日は気温はそこそこ高かったものの、なんとなく肌寒くて変な感じでしたが、今日も雨のせいか暖かい割にはあまりぬくい、という感じはありませんでした。明日からは週末までまた寒波が来るそうですが、何故かその寒波のタイミングで雪多き日本海側へ出かけなくてはならないというのは、どうもあまり運がなさそうで困ったものです。その分美味しい魚とか食べられたらいいのですが、そもそも列車が止まったりして辿りつけなかったり、たどり着いてもやたら遅れて着いたりなんていうこともありうるので、のんびり日本海のおいしい魚で一杯やる、という訳にはいかないかもしれません。せめて無事にたどり着けるように、今からただひたすら祈るばかりです。

 さて、やっぱりPCの調子がおかしいです。昨日も勝手にリスタートしてましたし、今日もスイッチを入れたら何時までたっても起動画面にならないので、リセットスイッチを押したらようやく動き出したりして、どこか間違いなくおかしいです。ただ、こうして動き出すと特に問題なく動いておりますし、と油断していたらいきなりリスタートするかもしれませんが、とにかく普段はまるで異常の兆候は認められないのです。本当に、どこがどうしてしまったんでしょうね? これが毎回必ず、とかならこっちも深刻に考えるのですが、あってもせいぜい一日1回程度、家にいる時はほとんど点けっ放し(寝る時は切ります)なので、朝1時間と夕~寝るまでの4、5時間くらいの中で1回あるかないかとなると、あんまり実害もありません。まあ、同人誌制作とかしている時だとそりゃもう大変なんですが、これくらいだと、なんとなく、まあいいか、と思ってしまいがちです。きっとその内泣きをみるだろうな、と思いつつ、なかなか手をつきかねています。
 それにしても、本当に何がどう悪いのか、検討もつかないのが厄介ですね。
 メモリなどハードウェアをチェックするソフトが有るようですからやってみてもいいんですが、なんだかやたらと時間がかかるみたいですし、負荷がかかるようなので、なんとなく動いていた奴にとどめを刺してしまわないか、と思ってしまったりで手をつきかねています。とりあえず今は忙しいから、そのうち時間を作ってしっかりチェックしてみるより無いだろうな、と思いつつ、何時までか未定の現状維持が続きます。いっそはっきり壊れてくれたら踏ん切りもつくんですけどね。

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なんだかやたら物語性のある夢。

2012-02-06 21:03:27 | 夢、易占
 どういうわけか、やたらと物語性があると言うか、長くて場面や動きが豊富で、何かとダイナミックな夢を観ましたので、記録しておきます。


 仲間達とロケットを打ち上げます。全長7、8m程の小さなものですが、地球の重力を離脱してちゃんと宇宙まで届くはずです。今は最終点検と荷物の積み込みのために、私から観て頭を左にして、地面に横たえています。
私は同僚と共にロケット先端の貨物部に、打ち上げ用の液体窒素ユニットを取り付ける作業を行っています。貨物部は直径70センチ位の球体で、厚さ1センチ強の金属でできており、その内側の空間に荷物が納めてあります。物を出し入れする口として直径10センチ程の穴が球体の上部頂点から少し下がった所に開けてあり、その口がちょうど真上を向いて開いています。中をのぞき込んでみると、よく判らない機械のようなものがぎっしり詰め込まれています。
液体窒素のユニットは直径20センチ程の球体で、一部が丸くへこんでいるため少しいびつな形をしています。そんなユニットが2つあり、同僚がその一つを貨物部の上半球にあてがってみますと、へこんだ部分が貨物部の球のカーブにぴったりフィットしました。私はその事に感心しながら、エンジンオイルを注ぎ込む取っ手付きの1リットル位のプラスチック容器で、開いた口に冷却補助剤の液体を注ぎました。これを入れておかないと、液体窒素の効果が十分に発揮できないのです。しかし、想定された容量からして全部入るはずだったのに、半分程で満杯になって口から零れそうになってしまいました。

場面変わっていよいよ打ち上げです。地面に垂直に立てられたロケットは、銀色のずんぐりした大根のように丸みを帯びた外観をしており、左右に、サンダーバード1号のような大きな翼が鋭角的な後退翼としてくっついています。末端の噴射口の形もどっしりした角形で、確かにデザインはサンダーバード1号っぽいです。さっき液体窒素ユニットを取り付けていた私と同僚はロケットから5mほどのところに建つコンクリ造りの打ち上げ管制棟に入り、分厚い鉄のドアを閉め、ノブの鍵をガチャリと閉めました。管制棟と言っても6畳敷き位の土間の単なる堀立て小屋ですが、ドアの右側に設置された1m四方の大きな窓からはよくロケットが見えています。私の背後に立った同僚が、発射ボタンを押すか?と聞いてきたので、いやいい、自分がやり(大阪では『自分』には『あなた』と言う意味があります)、と答え、ロケットを見つめていました。やがて、背後でスイッチを押した気配があり、ロケットが白煙を猛然と上げながら、ふわりと2、3m浮き上がりました。成功か!と喜んだのもつかの間、突如ロケットは横倒しになり、フラフラと漂うように旋回したかと思うと、機首を再び上げて飛ぼうとしてこちらを一瞬喜ばせた後で、そのまま滑るように地面へと落下しました。駆け寄ってみると、飛行機の着陸のように地面へ滑り込んだせいか、それ程損傷はしていませんでした。私は不幸中の幸いと強いて思いつつ、果たして次があるだろうかと考えていました。


 また場面変わって後片付けです。一目30人以上の男女がロケットの後始末に追われています。私は少し出遅れて、エンジン部分を固定していた幅1センチ、長さ3m程の黒いビニール紐(ビニールハウスのビニールを固定しているハウスバンドみたいです)を一本外してクルクルと巻き取り、その脇の地面に置きました。既に何人かの仲間が同じ作業に取り組んでおり、すぐにその仕事は無くなりました。
手持ち無沙汰で建屋の中の洗い場に入ると、奥のこぶりなシステムキッチン風の水場があいており、そこに入って、ロケットの部品らしい歪な円盤状の金属板を洗い始めました。背後の入り口近くにも同じような洗い場があり、小学校で同級生だったS君がそこで作業をしておりました。


 ロケット、発射、墜落、後始末、となんとなく何か隠喩が込められていそうな夢でしたが、果たしてその解釈はどんなもんでしょう? また時間のある時にゆっくり考えてみたいと思います。

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そろそろ花粉が不安なのですが、今はそれよりPCの調子が変なのが心配です。

2012-02-05 22:23:19 | Weblog
 今日は休みなのですが、ちょっと急ぎの仕事が溜まっていて、半日ばかり、自宅のパソコンで資料作りの仕事をしておりました。今週は水曜日午前に来客、昼から会議、木曜日は大阪のとある研修会で30分ばかり話をして、その足で島根県に走り、金曜日に島根大の某教授と面談して帰ってくる、というなんとも慌ただしくも忙しい、完全につぶしの利かず、確実に時間を取られる仕事が目白押しだったりするもので、多少でも融通のきくのが明日月曜日と明後日火曜日だけ、という現状では、休みといえどもできることはやっとかざるを得なかったのです。まあこれで明日は少ーし楽になったはずですが、今週半ばからまた寒波襲来とかで、雪深き日本海側へ出かけなくちゃならないのになんてことだ、と軽い頭痛を覚えております。まあ忙しいうちが華と信じて、精一杯頑張ると致しましょう。

 さて、そんな訳で結局外に出たのは洗濯物を干しに物干し場に出たのと恒例の血圧抑制を目的とした1時間ばかりのウォーキングだけでしたが、なんとなく右の目元がかゆいのは、わずかながらもスギ花粉が飛び始めているんじゃないか、と疑われます。今年は例年より少ないそうですし、去年はどうやらほとんど症状らしい症状が出ないままシーズンを乗り切りましたが、油断は禁物です。
 一方、最近何故かPCが何の前触れもなく突然リスタートする不思議な現象が散発しています。2週間前程は割と頻繁に起きていて、1回目は立ち上がってからブラウザ立ち上げ中に、2回目はリスタート直後に、3回目は起動中にいきなりリスタート、と短時間に連発するような時もあったのですが、起こる直後にバージョンアップしたあるフリーソフトを削除した所、一旦収まったように見えましたので、それでよし、と思っておりました。ところが頻度は明らかに減りましたが、未だにときおり思い出したように症状が出てきます。CPU冷却ファンは一応掃除しましたし、CPUIDというソフトでCPUの温度を見ている限りでは、暴走したり停まったりするような高温にはなっていません。ひょっとして電源がヘタって必要な電力が供給できていないのか、マザーボードが悪くなってきたのか、メモリの一部がおかしくなっているのか、あるいはソフト的に何か厄介ごとを抱え込んでしまっているのか。今のところほとんど実害はないで様子見状態ですが、そのうち時間を作ってじっくり一つ一つ原因を検証していかねばならないとは思っています。まあ、お金があればとっとと新しいの買って安心を手に入れるんですけどね。残念ながらまだ当分その手の投資はできそうにありません。貧乏暇なし、です。

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研究結果としてはゲームは無罪とのことですが、有罪論者は耳を貸すんでしょうか?

2012-02-04 22:45:19 | Weblog
 一応寒波は去ったはずなんですが、今日は結構強い風が吹いて、体感的にはやっぱり寒い一日でした。気象庁の予報によると2月一杯は次々と寒波が押し寄せてきて、桜の開花も遅れるという数十年ぶりの寒い冬になりそうだ、とのことです。昨冬も大概寒いと思いましたが、それに輪をかけるほどに今冬の寒さは厳しいということなのですね。

 さて、暴力ゲームと若者が切れて暴れるのとの間には関係がない、という研究結果が、アメリカで出されたそうです。
 詳しくはネタ元の記事を観てもらえればよいかと思いますが、向こうではちゃんと真剣にこのような研究がテーマとして掲げられ、ちゃんと予算もついて仕事させてもらえるのだな、と感心しました。我が国でもひょっとしてやっているのかもしれませんが、どうも何かにつけ根拠のない感情論が幅を利かせ、思い込みによる妙なバイアスがかかりまくるだけに、仮にそんな研究があったとしても、ちょっと鵜呑みにはしがたい気がします。
 それにしても、それでは結局何が問題なのでしょうね。話によると実は若者による凶悪犯罪件数はここ20年ほどで激減しているのだとも聞きます。それがいかにも最近とみに危なくなってきたかのように意識させられるのは、多分そういう事件をことさら大きくセンセーショナルに取り上げるマスコミの姿勢によるのでしょう。となると、そんな報道にヒトがどれだけ影響されて考え方や行動が汚染されてしまうか、ということも、研究対象として誰か取り上げて欲しいですね。

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「ぼぉやーよいこだねんねしな・・・」と幻聴が聞こえてきそうな絵が出土しました。

2012-02-03 22:55:10 | Weblog
 昨日に続いて今朝も雪を警戒していたのですが、結局とてつもなく寒くなっただけで、白く輝いていたのは遠くに見える葛城山と金剛山の山並みだけでした。まあ寒くなったといっても最低気温がマイナス5℃。北国の、マイナス30℃とか40℃とか言うような極低温からすればいっそ暖かいくらいのものなのかもしれませんが、真冬でも氷点下はそう何度もない西国の一角では、マイナス5℃は年に1回遭遇するかどうか、というほどのレアな温度なのです。出勤途上通過する溜池も、一つは全面氷結、もう一つのなかなか凍らない方もかなり氷が広がって、8割がた水面が覆われていました。道は乾いていて危なっかしいところは一つもありませんでしたが、ところどころの水たまりは完全に凍りついていました。車のウォッシャー液も、凍結防止にメタノールと界面活性剤入の市販品を混ぜておいたのですが、朝は凍りついていたのか一滴も出ませんでした。希釈度から考えてマイナス5℃なら耐えられたはずなのですが、屋根付きとはいえ外気にさらされている状態では、気温以上に車体が冷えたのかもしれません。雪であまりに汚れていたので、昼の日差しでさすがに溶けただろう、と思い、帰りも、ウォッシャー液を出してみたのですが、予想通り出るには出たもののそのまま窓ガラスの上で凍りつき、シャーベット状にへばりついてしまいました。寒いというのは本当に厄介なものです。

 さて、奈良県橿原市の平安時代の遺構から、鬼の顔を描いた土器が出土したのですが、その絵が実にユーモラスで軽妙洒脱な漫画絵でした(奈良新聞記事)。写真で見た瞬間、まんま「まんが日本昔ばなし」じゃないか、と思ったのですが、見事にデフォルメされたその姿に、世界に冠たる我が国の2次元文化の源流を見た気がして、実に興味深いものがありました。額の横シワ、丸い目、大きく広がった鼻、これも大きく垂れ下がった耳、口元からつきだした牙、どれもちゃんとらしく見え、多分現代のちょっとした漫画に載っていても全然違和感を感じないのではないでしょうか? 平安時代の絵というと、どうしても絵巻物を思い出してしまいます。なんとなく平衡感覚がおかしくなったかのような寝殿造りの建物や、十二単を纏って衣装の上に長々と黒髪を流す女性、なんだかちまちまと動きそうな狩衣姿の男性などなどといった、百人一首でもお馴染みの姿しかイメージにないのですが、こんな活き活きとした絵も描かれていたというのがなんとも不思議な気がします。
 それに出土場所が奈良県橿原市というのも興味深いです。藤原京から平城京、平安京へと都が移って幾星霜、奈良と言えば古代ばかり脚光を浴びて、中世には単なる田舎で見るべきものもないかのように思われているフシがありますが、こうして文化的にも無視できない貴重な遺物が出てくる辺り、やはり奈良県はあなどれません。これを機会に大和の中世史も見直され、その芳醇な時間の積み重ねに光が差し込めば嬉しいですし、千年前の絵師さんの仕事ぶりが知れるよう、もっと色々な絵柄が発掘されたらいいのにな、と切に願います。



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血圧は、左右両方の腕で測ったほうが良いのだそうな。

2012-02-02 21:51:40 | Weblog
 今朝は、目覚めたら辺りは真っ白に変じて・・・、という状況になっているのではないか、と戦々恐々、1/4位ワクワクしながら朝を迎えましたが、案に相違してまるで雪の気配はなく、ただいつもどおりのきつく冷え込んだ空気だけが肺に流れ込んでくるばかりでした。昼間も、時折吹雪くように雪が舞うこともありましたが、到底積もるところまでいかず、職場の露天の駐車場にさらされていた車が帰り際うっすらと雪を屋根に載せていた位で、それよりもところどころの水たまりが完全に凍結して、それを踏まないように歩いたり車を走らせたりする方に余程気を使わされました。一応明日昼ごろまでは雪が降りやすい天候が続くのだそうですが、この分だと何とか雪害には遭わずにこの寒波を乗り切れそうです。

 さて、寒いとどうしても血圧が高めになってしまうのですが、毎日測っているとげんなりする数字を見ることもあります。おいおい、私の体これで大丈夫か? 今にも心臓が急停止したり頭の血管が破裂したりするんじゃなかろうか? なんて、特に寒い朝、冷たい腕帯を二の腕に巻いて血圧計のスイッチを押した直後に出る数字などは、怖くて見るのも嫌になる位厄介な数字が表示されます。今まで単に寝ていただけなのだから、そんなに圧力かけなくても血は身体を流れていくだろう、と個人的には思うのですが、身体はそうは思っていないようです。まあこれも後しばらくの辛抱で、暖かくなってきたらぼちぼち下がってくることだろう、と期待しているところなのですが、暖かくなってきても下がらなかった時はさてどうしましょう、とまた悩みどころではあります。ただ、少なくとも判ってきたことは、歩くことは間違いなく血圧抑制にプラスに成ること。できれば一日1時間くらい、無理なら30分、それも昼よりは夕方が望ましい、汗をかくほど一所懸命速歩のように歩くよりも、30分後少し息が弾む程度で歩くほうがよさそうなこと、等々、単に歩くと言っても色々効果に違いがありそうなことも分かって来ました。そこで最近は特に少しでも歩く時間を作るように努力しているのですが、ただ歩くだけの事に1日のうちの1/24という貴重な時間を費やしてしまうことに、疑問がないこともありません。文字通り生き抜くためには必要なのだ、とは理解しているのですが、もう少し短時間で効果のある方法はないものか、と、日々頭を悩ましているところです。
 それはそうと、イギリスの研究者達が、血圧は片方の腕だけでなく、両方の腕で測ったほうがいい、という研究成果を発表されたそうです。欧州高血圧学会と欧州心臓学会では、左右の血圧の差は手足の血管の病気によるとするの見解を出しているそうですが、具体的には左右の差が15ミリHg以上で動脈硬化進行の危険が2.5倍、脳血管障害が1.6倍、循環器の病気で死亡する危険が1.7倍に跳ね上がるとのことです。高血圧が左でも右でも関係なく、ともかく両方の腕の血圧の差が大きいことが危険なのだそうです。
 私はいつも左腕で血圧を測っていますが、この話からしたら、ついでに右腕も測って見る必要が有りそうです。ただ、血圧計は一台しか無いし、測定となると左右交代で測らなければならないため、時間も倍かかります。日常的にはとてもできそうにないので、次の休みの日にでも一度試してみようかと思います。

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最新鋭の超大型旅客機の翼に亀裂発生なんてシャレにならないのですが。

2012-02-01 21:19:27 | Weblog
 ここ2,3年、今頃は仕事でつくばに出かけていたのですが、今年はその手の仕事が自分には回ってこなくて、東に遠出する機会があんまりありません。その手の仕事が無くなってしまったわけではなくて、代わりに私よりもずっと若手の人達が行くようになっただけです。従って、恐らく今後も私にお鉢が回ってくることはまず無いでしょう。長いこと同じ職場で同じような仕事をしていますと、大体ルーチンで今頃はつくば、なんていう風に考えがちでしたが、世代交代と共にまたそういう仕事のあり方も変化していくわけで、その先にはいずれ引退、という時もまた訪れるのだろうな、と漠然と意識するようになってきつつあります。まあまだ10ン年も先の話、いえ、定年延長なんて話が本当になればさらにもっと先になるので、意識するのは少々早すぎるかもしれません。

 さて、シンガポール航空の所有する6機のエアバスA380の翼内部に亀裂が見つかったのだそうです。EUでも、エアバス社に対し翼の亀裂の問題で調査するように勧告を出しているそうですが、エアバス社は飛行に問題はない、としているそうです。まあ飛行機には年に1度も乗らず、それもエアバスに当たる可能性を考えると私個人には実害が生じる可能性はほとんどなさそうですが、翼に亀裂、という事態にはそれなりに興味が惹かれます。軽量化のための新素材の実際の耐久性を判断するのは多分まだこれからの事になるのでしょうし、コメットの悲劇のように、かなり時間が経過するまで原因が分からなかったりもした金属疲労の問題なんてのも過去ありましたから、事故が起きる前に不具合が見つかったことは僥倖ですし、是非なんとかこれを契機に「バグ取り」をきちんとやっておいて欲しいです。機械の初期不良なんて、当たっても個人的に怒り心頭になるくらいで実害などそうそうありませんが、飛行機の場合は最悪有無をいわさず何百人も死んでしまいますから大変です。しかも最近の超大型機は700とか800人とか乗れるそうですから、もしそれで墜落事故でも起きようものなら、想像を絶する事態になります。
 そう言えば大西洋で消息をたったフランスの飛行機もエアバスでしたけど、アレは原因救命は進んでいるんでしょうか? フライトレコーダーが奇跡的に回収できておりその解析が待たれるところですが、解析されたとして我が国の報道機関がちゃんとその情報を伝えてくれるか微妙なだけに、どうもヤキモキしてしまいます。

コメント
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