ORAGA NOODLES（東京都品川区西五反田）

かつて、新橋にあった名店「Shimbashi　おらが」は区画整理のために閉店を余儀なくされましたが、
明日より五反田で「ORAGA NOODLES」として復活することが告知され、
今日は１１時から１４時にプレオープンするとのことだったので食べに行って来ました。

今日は１０時４５分頃に店の前に着いたのですが、既に９人が並んでいました。
そして、店内はカウンター席１０席だったので、何とか１巡目で座れました。
今日はプレオープンのため無料とのことだったので、デフォルトのラーメンと
つけ麺だけかなぁ・・・と勝手に予想して行ったのですが、行ってみたら
トッピングまで無料でした。そんな訳で、新橋にあった頃と同じように
特製らーめん（８８０円）と更に追加でORAGA☆MAN（１３０円）なるサイドメニューもチョイス。

出て来たのは豚骨魚介のＷスープにやや平打ち気味の中太縮れ麺が入り、
チャーシュー、海苔、メンマ、刻みタマネギ、味玉が乗った一杯でした。
そして、ORAGA☆MANは小ぶりな肉まんで、食べ終わった後のスープに浸して食べるべしとのことでした。

スープは動物系の濃厚さと魚介系の香りの両方がきっちり出つつもバランスがとれていて、
コシがあり、モチモチした食感で食べ応え十分な麺によく絡んでいます。

チャーシューは以前より少し厚切りになったようで、これなら肉の食感が楽しめるし、
味付け自体は相変わらず控えめでほど良い薫香と柔らかさが良い感じで丼の中で存在を主張してます。
味玉は半熟よりやや固ゆで寄りですが、うっすらと甘めの味付になっていて、
これもスープの味にマッチしています。メンマも厚切りで丁寧に戻してあり、
歯応えがアクセントになりつつも味付け自体はうっすらと甘味を感じる程度で、これまたグッドです。
刻みタマネギのシャリシャリした食感と甘味がアクセントになりつつもスープにマッチしていて、
隠し味の刻み柚子も良い感じにきいています。

更に新機軸かもしれない肉まん、「ORAGA☆MAN」は単体で見ても外の皮はふっくらしており、
中の肉はほど良い加減で甘めの味付けになっていますが、スープに浸しても違和感なく食べられました。

全体的にはこってりしていながらもマイルドで、さっぱりした食後感からは
手間隙かけていることがうかがえます。新橋で営業していた頃と基本線は変えずに
更にブラッシュアップされた感があり、完璧と言っても過言ではないでしょう。
ただ、店内のBGMまでパワーアップしており、そう広くない店内が非常に賑やかです。
この店の好みを分けるポイントは味よりも店内の雰囲気かもしれません。