今日は鳥見を終えてから新横浜方面にバスを乗り継ぎ、「支那蕎麦屋 藤花」に向かいました。
店に着くと店内は満席になる寸前でしたが、待ち時間なしで入れる模様です。
とりあえず順番を待って店内の券売機で特製塩つけ蕎麦(1200円)と
炙り焼豚丼(450円)をチョイス。食券を店員さんに渡してカウンター席で待ちました。
それにしても前回の訪問から3年近く経っているのに店主が覚えていてくださってビックリです。
まあ、店主の修業先の常連客だからというのが大きいと思いますが・・・(爆)。
出て来たのは鶏ベースに塩ダレをきかせたつけだれにチャーシュー、ワンタン、ネギ、味玉が入り、
冷水でしめた中太平打ち麺はお得意の昆布水に浸してあり、海苔、紫タマネギ、干しエビ、
とろろ昆布、穂先メンマ、ホウレンソウが添えられ、更に味変用として
海苔、ワサビ、塩が別皿で出て来た一杯でした。
味変3品は海苔とワサビがつけだれ用、塩は麺用とのことでした。
つけだれはあっさりしているけど旨味がしっかりしていて物足りなさなど微塵も感じさせません。
麺は全粒粉入りで麺自体の風味も主張しつつツルツルした食感でつけだれの持ち上げも良好です。
麺をつけだれに浸す度に昆布水も徐々に加わって旨味がプラスされる仕掛けのおかげで
食べ進める過程でつけだれが薄まって行く感じがありません。
味変3品は海苔、ワサビ、塩の順番で使いましたが、海苔は香りが強くてつけだれの風味を強化、
ワサビはアクセントといったところでしょうか。塩は麺にふりかけて使った訳ですが、
食べ進めた終盤に来て塩角がちょっときいてくるのは新鮮かも知れません。
チャーシューは豚も鶏も芸が細かく、しっとりした食感で肉自体の旨味もバッチリです。
味のしみ具合も薄めでスープの味を邪魔していません。味玉は濃いめの黄身が
特徴的で、半熟具合も良い感じです。穂先メンマや紫タマネギが彩りでも食感でも
アクセントになっています。干しエビもつけだれにエビの風味をプラスしてくれます。
全体的には、優しくも旨味しっかりで芸が細かく、バランスがとれた一杯だと思いました。