今日は所用を済ませた場所から本八幡駅までバスで行けることを思い出したこともあり、
思いつきで本八幡駅に、そして駅の北側に抜けて更に京成八幡駅の北側に足を伸ばしました。
着いたのは「長男、もんたいちお」。開店数分前でルリは5番目。店の前の貼り紙に
並び方の注意事項が書いてありますのでそれに従います。開店直前に店員さんが出て来て
麺の量だけ先に聞きに来たので並盛(200グラム)と答えました。
開店と同時に順番に店内に案内され、券売機で特製つけ麺(並盛)(1300円)の
食券を購入して店員さんに渡してカウンター席でしばし待ちました。
麺の茹で時間が15分と店内に掲示されているので大体の待ち時間が予想できます。
出て来たのは濃厚な豚骨魚介系Wスープのつけだれと冷水で締められた極太麺、
麺に添えられたチャーシュー2種(豚・鶏)、海苔、味玉、ハクサイ、“気まぐれ薬味”と称して
別皿で出て来たネギとカレーパウダーという組合わせの一杯でした。
つけだれは動物系と魚介系のバランスが良く、丁寧に作り込まれていることが窺えます。
麺は食べ応え十分でつけだれの持ち上げも良好です・・・が、つけだれが物理的にも
濃厚なので冷めやすいです。提供直後はもちろん十分に熱いですが、2~3人連れで
おしゃべりしながら食べていると冷めやすそうです。故に早食いまでは行かずとも
ある程度手早く食べないと味を損ねてしまいそうです。
チャーシューは豚も鶏も低温調理のしっとりした食感が楽しめ、海苔はパリッとしています。
味玉は予想外の固ゆででしたが、味のしみ具合は過不足なく卒がありません。
秀逸なのはボイルされたハクサイで、みずみずしくシャキッとした食感が良い感じに
アクセントになっていて、“濃厚”で支配された口の中をリセット出来、更に“濃厚”を
楽しむというサイクルが出来上がります。
薬味としてネギが定番ではなく気まぐれの範疇に入るのも面白いです。
店主の引き出しの中には色々なアイデアが詰まっていることが窺えます。
カレーパウダーは麺を半分ほど食べたところで投入しました。
割と香り強めかなと思いましたが、つけだれに入れるとほんのりカレー味って具合に収まりました。
〆のスープ割りまでしっかり楽しませてもらいました。
全体的には濃厚さと丁寧さが印象的な一杯だと思いました。