今日は仕事帰りに一杯頂いて行こうということで新宿歌舞伎町の区役所通り沿いにある
「世紀末の小麦祭り」まで足を伸ばしました。
店内に入り、卓上のORコードをスマホで読み込んで注文するように促され、
注文したのは濃厚にんにく祭り(990円)と追い生にんにく(100円)。
出て来たのはあっさりめだけど来い色味の醤油スープに中太麺が入り、
チャーシュー、ネギ、メンマ、ガーリックチップ、刻みニンニクが乗った一杯でした。
スープは醤油のキレと香りが前面に出つつもしょっぱさよりも甘みが印象的で、
食べ応えのある麺によく絡みます。メニューのネーミングの割に実はニンニク控えめで、
スープ自体にはニンニクが入っていません。
チャーシューは低温調理特有のしっとりした食感で、ネギが粗めに刻んであって
香りがよく出ています。メンマも卒なく仕上がっています。ガーリックチップと
刻みニンニクを合わせてようやくそれなりのニンニク量になりますが、
その量の割にはニンニクが鮮烈に感じられるのは構成の妙でしょうか。
全体的には奇抜そうに思わせておきながら、実は繊細な一杯だと思いました。