鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

視察で学ぶこと

2010年10月24日 01時31分10秒 | Weblog
議員の行政視察や研修で学ぶことは、知識の部分がかなり多いことはもちろんですが、もうひとつ違う側面があります。そのことも含めて受け取り、市政への取り組みに活かすことが、議員の視察で大切なことだと思います。

たしかに、知識の部分はネットなどで検索したりすれば、膨大な情報をえることが可能になっています。知識だけであれば、それで事足りるとも思えますが、その施策を行う行政職員の方々や、いろいろな人たちとの交流は、知識に加えてそれ以上のことを伝えてくれます。

たとえば説明ひとつにしても、思いをもって仕事に取り組んでいる職員さんの説明は、やはり受け手に伝わるものも大きく、また、質問に対しても明確かつほぼ即答で答えていただけます。
しかし、業務として引き継いだという感じの職員さんの説明は、最低限の答えにとどまりがちで、仕事をこなしているだけという雰囲気です。

職員さんからの説明についてのことからお気づきになるかと思いますが、前者のような行政職員の方々は、自分の仕事に使命感を持っているのはもちろん、それを実現するために、補助金メニューを探したり、人のつながりを作ったりなどにも、非常に貪欲に、いい意味でしたたかに取り組まれています。

しかし、後者のような職員さんの職務への姿勢の場合、多くはまちの活気を損なうことにもつながるのです。
振り返って、いろいろな施策や政策を鈴鹿市議会で取り上げても、肝心の行政職員のやる気や活気、チャレンジする気持ちがなければ、ことなかれの流れにのってしまい、店晒しになってしまうのです。

市政をよくするには、施策や政策についても、それを実行する行政職員についても、そのどちらもがうまく融合することが大切です。知識だけでなく、気持ちのある職員さんに接すること、それが視察の大きな意味だと思っています。
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