鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

メディアの存在

2011年01月15日 19時13分33秒 | Weblog
さきほど、テレビの報道番組で政治家のネット利用ということで、広島市長のyoutubeでの発言や、小沢氏のニコニコ動画などでの発言についてが話題として取り上げられていました。その内容の詳細について言及はしませんが、やはり、新聞や雑誌、テレビなどの既存メディアはひとつの岐路にあるのではないかと思います。
これはネットメディア礼賛ということではなくて、市民に対する情報提供という面で、既存メディアはネットの持つ特性、例えば生中継や情報量の制約受けにくいなどを取り入れながら、自らががもともと持っているとされる独自の視点での編集などを活かした情報提供を行うという可能性があるのではないかということです。

やはり、受け手への客観的で公平な情報提供の上に、独自の視点でのジャーナリズムが成り立つのではないかという意識を、取材し編集する人たちが持たなければ、これからの時代、ひとつ間違えば、言葉の暴力になるかもしれないという可能性が非常に高くなっているのではないでしょうか。

今日の中日新聞で‘利益代弁こそ「神髄」’と大見出しの記事がありました。名古屋市での住民投票を意識しての記事の構成なので、どうしても記事の編集に、古い体質の議会をあぶり出すというようなバイアスがかかっているような感じがしました。
名古屋市限定の情報提供であれば、今回のような記事の提供はいいのかもしれません。が、なぜそのようなことになっているのかについて、記事は市民の側からの視点にかけているように見受けられました。そこに、記事のまとめが河村氏のいう議員のボランティア化とつなげられていることから、先にかいたような印象がより感じられたということです。

また、昨年11月に「市民と議会の条例づくり交流会議in東海」の開催がありましたが、そのことはこの地方のメディアでほとんど取り上げられていない。開催の情報提供を愛知県庁と名古屋市役所の記者クラブで行いましたが、取材に来たところはほとんどないという状況でした。一方で当日、個人的にその場に来ていた三重県の某新聞社の記者さんがいたことは、まったく関心がないことではないことを現していると思います。

話は戻って、利益代弁だけではないという思いから、これからの地方議会のあり方を真摯に考えている地方議員も多くいることを、やはりメディアは伝えることが求められるのではないでしょうか。
メディアに期待する部分があるからこそ、これからの地方自治と地方政治には、地方メディアの存在が大切だと思うからこそ、メディアについて考えることが大きくなります。
コメント
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