鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

ナゴヤの討論会

2011年01月11日 09時42分17秒 | Weblog
昨日の名古屋での住民投票についての討論会は、無事入場することができました。名古屋市公会堂についた時間は当日整理券が配られる前で、まず整理券を手にし、2時開場を待つ列に並びました。

今の時勢を現してるなと感じたことは、まさに名古屋市の大きな話題の討論会が行われる一方で、成人式があったのでしょうか、その服装に身を包んだ若者が名古屋市公会堂の前にいたことです。彼らを責めるというのではありませんが、まさに選挙権を持つ彼らが直面する話題があるのに、彼らはあまり関心を持つふうでもなかったことに、今の世の中での政治と市民の関係を垣間見るような感じがしたのです。

会場は当初は埋まらないかなと感じていましたが、実際の討論が始まる時間になると、1階席がほぼ埋まる状況になりました。私の座席の隣には、一個人として傍聴に来られた三谷三重県議会議長さんと、臼井瀬戸市議がいました。他にも何人か、他市町議員の方をお見かけしました。

写真は、はじまってからの撮影は禁止ということでしたので、開始前の様子です。

内容はと言うと、今日の中日新聞に詳細が掲載されていたので、その点については新聞を参照頂く方がよいと思います。しかし、会場で直接聞いていて感じたことは、河村市長の発言に疑問を持つようなことが多々含まれていたのですが、たとえば市債400億円発行は借金ではないとの発言など、そのようなことについて、冷静な判断をしている人が少なかったように思えることです。

このようなことを書くと叱られるかもしれませんが、河村市長の感情的な言葉に呼応するように、パネリストの発言が自分たちの意に沿わないと感じたとき会場からヤジが飛んでいたことは、市民の間でも今回の議論が真剣に考えられたことではなく、河村氏の言葉の上で進んでいるのではないかと感じさせられました。

また、自分たちの対立軸として議会を置き、‘議会憎し’という感情をお持ちの方が多かったように感じました。先に書いた市債の件についても、それを冷静に減税との関係から考えるのではなく、「議員が報酬減らせばいいんや」と観客席で話している声を聞きました。
減税は減税できちんと考えなければいけないはずが、すべてを同列にしてしまっては、住民投票の際にも冷静な判断ができないのではないかと危惧します。

終了後に、大きな声でパネリストを個人的に非難する人がいたのですが、会場を後にする人が、「そういうことを言うのはだめだ」ということを言いながら通りすぎられたことに、これからの名古屋市民の課題の大きさを感じました。

映像をメディアを通して見るのではなく、やはり直接に言葉を聞き、会場の雰囲気を感じることができたことは、自分にとってプラスの面が大きかったです。
コメント
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