鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

こんなのでいいの?

2011年02月08日 22時44分57秒 | Weblog
愛知での3つの選挙が明けて、河村市長の発言で「次の市議選は絶対に現職に入れたらいかんよ」とあったと報道にありますが、この発言ひとつで、あらためて本当にこの人でいいのか?と疑問を持たざるをえないでしょう。
まして、その隣で減税日本から出馬予定の人が三人並んであいさつしていたということを重ねると、その人たちの感性はどのような感じなのだろうとも思います。

現職に返り咲いた市長が、本来は有権者に委ねなければいけないはずである市議選について、自分に反対すると目する人たちに投票しないようにと言うことは、明らかに越権行為であるし、あってはならないことでしょう。
河村市長はよく外国の制度を引き合いに出したりしますが、このようなこともあるのでしょうか?

議員内閣制をしく国会の政権与党と野党の関係と、両者とも別の選挙で選ばれる二元代表制の地方議会と首長では、おのずと選挙での関係も違って当然のはずです。政権与党の党首が地方選挙の応援をすることと、ある都市の首長が自らの都市の議員選挙に関わることは、その意味合いが全く違うはずです。

河村市長が‘民意’が重要であるというのであれば、市議選には首長として干渉すべきではないと思います。また、一個人としてや党首という形でも関わるべきではないと思います。
減税日本から出馬するという方々も、本当に自分の熱意で議員を目指すのであれば、河村市長の応援に頼ることはすべきではないと思います。そのような‘風’に頼る選挙でなく、自分の力で選挙を行うべきと思います。

結局のところ、河村市長と元阿久根市長はそれほど変わらないように思います。
名古屋ほどの大都市でこのようなことでよいのでしょうか?

鈴鹿でも市長が交替する流れになっていますが、はたして市議会とどのような関係を考えているのか、二元代表下での機関競争を意識しているのか、それとも旧来型の裏で話をつけるような考えでいるのか、非常に関心のあるところです。
すくなくとも、名古屋市長のような行動をするような方でなければと思います。

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大きな流れ

2011年02月08日 11時05分23秒 | Weblog
愛知県でのいわゆるトリプル選挙が終わり、圧倒的とも言える投票数比率で、大村秀章氏が愛知県知事に、河村たかし氏が名古屋市長となり、また議会解散の住民投票でも議会解散が圧倒的な数となり解散が確定しました。
このことは、どのような形であるにせよ、地方自治で大きな影響を持った出来事になることは、ほぼ間違いことと思います。
その試金石が議会解散に伴う名古屋市議会議員選挙であり、これに向けてどのような動きが出るのかも含め、名古屋市での動きは注視されることでしょう。

先だって中日新聞主催の公開討論での話を書きましたが、多くの人が河村劇場の観客となり、一緒に盛り上がっているような感じを受けていました。
議会に関することを言えば、たしかに、それまでの名古屋市議会の動き、過去も含めた議会に対する不満が市民の方々にあったこと、また議会自身が自浄と自己改革に疎かったことが問題としてあることは否定するところでないと思います。しかし、圧倒的なメディア露出で、単純化されたキーワードを強調し、それで世論を誘導し形成する手法には、やはり大きな危険が潜んでいるといわざるをえません。

庶民革命というときの‘庶民’とは、いったいどのような人たちを指すのか、耳慣れたこの一言さえ、本当はあまり考えられていないのかもしれません。

今回の選挙の結果について、民主主義ということから考えると、やはり住民、市民の方々の責任、自治に対する意識がより問われることになるでしょう。「市長にお任せしました」ではなく、「政策と自分たちの生活についてチェックする」ということを厳しくしなければいけないはずです。

恒久10%減税の結果、市民サービスの低下や市債の大幅な発行があるとすれば、そのとき、住民・市民はどのような行動をするのか。そのことを公約に当選した議員に、どのようなチェックを求めるのか。やはり考えるべきだと思います。
地域委員会についても、考え自体は良いと思いますが、それがどのように市民生活に浸透していくのか、これまで地域自治に関わっていた人たちとの関連はどうするのかなど、やはり検証した上で進められるべきと思います。

ともかく、今回の結果について、市民も責任を持っているという意識を、どれだけ市長も市民に伝えるのかも、重要なことではないかと思います。

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