鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

お墓参りから考える

2011年05月04日 00時14分21秒 | Weblog
今日はお墓参りに行ってきました。ここ数年の間、自分の予定が詰まっていたことなどから、行かなければと思いつつ行けていなかったからです。天気も天気だったので、本当にお墓参りだけだったのですが、自分にとっては貴重な時間でした。

写真に写っているのは大きな銀杏の樹で私が小学生のころからずっとそこにあります。鈴鹿で言えば、長太の大楠のような感じなのかもしれません。このような樹はやはり大切にしていかなければいけないと思います。

さて、久々に国道42号線を走ったのですが、沿道の様子の変化や、大内山村を越えてからの海岸線のまちについて、考えることが非常にありました。
沿道の様子から言えば、高速道路が建設されていることによって、場所によっては大きな橋脚があるなどしています。一方で、やはり高速道路の影響なのか、確かに大紀町以南ではドライブ関係の車が増えているように感じました。しかし、一部で人の流れが変わり、以前のような雰囲気があまり感じられないところもあるなど、この辺りは三重県の観光も含めた政策の中で考えていくべきではないかと思います。

観光面で考えると、あまり規模は多くないでしょうが、やはりバイクに乗っている人を誘い込むということはありかと思います。鈴鹿サーキットというモータースポーツの象徴があるのですから、それと三重県の他の地域資源を連携させることが大切ではないでしょうか。特に中京圏と関西圏の人に向け、ありきたりですが、1泊2日から2泊3日くらいのツーリングプランが立てやすいように、宿なども含めた情報提供を行うなどしてはどうかと思うのです。
ひとつの観光地やまちだけでなく、県内をいろいろ回ってもらうことで、トータルで県内での消費をしてもらうという考えがいいのではないでしょうか。

話は防災面に、紀伊長島のあたりから海山のあたりを走っていて感じたのですが、やはり、もし東北関東大震災時のような津波が発生したとしたら、海に面して道路とまちがあるのですから、相当な被害が発生することはまちがいがありません。それらのリスクに対していくためには、避難場所の設置もありとは思いますが、現在東北でも考えられているような、高台移住という選択も含めながら、災害対策を行っていく必要があるのではないかと思います。
また、高速道路の延伸に伴って、それに沿う形でのまちの再編も視野に入れることもありかもしれません。とにかく、海岸線から少しでも高台へ、津波災害のリスクを抑える方向に舵を切ることが必要と思います。

津波について、観光面から考えると、マイカーで紀伊半島をめぐっている人に対して、どのように災害時の避難を啓発するかということが、現在の課題と思います。発生から10分しないうちに襲ってくるかもしれない津波に対して、どこにどのように避難をするのか、なんらかの誘導表示が必要ではないかと思いました。
自分はと言えば、どこに避難するかを意識しながら走っていたのが現状です。特にそれで頭がいっぱいというわけではありませんでしたが、移動手段としての乗物を確保する意味も含めて、10メートル以上の高台はどこになるのか、なければすぐに登れるコンクリづくりの建造物はどこかなど、チェックしながら走っていたということです。
ですから、土地勘のない方に対してなんらかの誘導表示がなければ、パニックになり被害を拡大してしまうのではないかと思います。

と書きつづりましたが、紀州路は非常にいいところだと思っています。三重県北勢部の人たちに、一人でも多く三重県の魅力の一つでもある紀州路を大切に思ってもらえたらと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする