今週の市民ギャラリーでは、神戸高校の鈴鹿学の取り組みの展示がありました。校内での発表を意識した資料だったので、模造紙を使ったものだと取り上げたテーマに対する結論が書かれていない場合があって、そこはちょっと残念だなぁと思っていました。
パワポ資料を資料形式に印刷した取り組みの中には、実地での調査とそこから導かれる意見までが整理されていて、このまま陳情の形で行政に出せば、小中学校の取り組みに反映されやすいだろうなと感じるものもあって、高校生が地域課題に取り組む価値は高いと再確認した感じです。
アンケートが置かれていたので、意見の項目部分に短いですが全ての取り組みに一言、感じた意見を書かせてもらい回収箱に入れさせて頂きました。
ただ気になった点がありました。それはひとつのグループの調べた項目の中に、県でも科学的な検証が行われ、取り組みの効果は確認できないとされているものが書かれていたことです。
高校生が調べて確認することが大切なことだとは思いますが、そのような事案については自主的な取り組みにまかせるだけではなく、先生方や関わる大人の「調べてみてはどうかな?」という言葉かけで、生徒の気づきにつなげることがあっても良いのではないでしょうか。巷にはエセ科学のようなことがたくさん流布していると思うので、それが入り込んでしまわないように気をつけることが教育に大切だと思います。
他に市の防災関係の取り組みについて、神戸高校には防災関係の備蓄品がないという点が考えさせられたり、市の取り組みについて広報をしていてもどこまで伝わっているのかと感じる部分があったので、危機管理部長との立ち話の中で、目にしてみてもらってはどうかと話しました。
このような取り組みを見ていると、若い世代の可能性を感じますし、自分として何か協力できることはないかと考えます。