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小学生のころ、空は青、雲は白(薄いグレーも)と思って、はっきりと色分けして空を描いてました。
けれど、空の青も雲の白も、それぞれに色の濃淡があって、それが混じり合って重なり合って空になっていること、そのことがきれいだなぁと感じるようになったのは、それなりに年齢を重ねてからことです。
昨夜、マイケル=ムーアの「華氏119」を見ていて、ふと、アメリカ大統領選挙がニュースになっているけれど、色分けをはっきりとするように進められているんじゃないか、それは平板に二色に色を塗るようなことと同じじゃないかと思いました。アメリカのどちらの党も、本当は党内に多様な考えがあるはずなのに、それが見えなくなってしまったり、多様な考えを尊重しあってお互いに牽制する部分もできなくなってしまったら、それは民主主義といえるのかと考えます。
そんなことを考えていると、政治に関して言えば、大人がそれぞれの考えを単純に色分けしてしまうこと、そうして判断や行動をすることが、洋の東西を問わず広がっているのが今なのではと思います。新型コロナウィルスの影響下にあるからこそ、私たちはほんの少しでも、そのことを考える他方が良いのではないでしょうか。
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