2月定例議会の委員会の予算審査の際、「大人のいじめ」を言葉として取り入れてはどうかと発言しました。その前にも、人権の担当課で意見交換を行っていたこともあり、一般質問で取り上げるまででもなく委員会などの議論で考えてもらい、それとなく反映してもらえればと思っていたのですが、なかなかすっと行政側に落ちにくい感触を受けました。
主旨は、いじめは人権侵害と私は考えていますから、「大人のいじめ」と市の相談事業や広報の中で表現することで、入り口となる相談窓口が一本化されれば、相談事案がある方にとってわかりやすくなるということです。実際のところは、鈴鹿市に相談窓口がないわけではありませんが、「大人のいじめ」の相談をいったん人権相談の枠で受け入れ、そこから必要とされる相談につないではどうかと考えるのです。
では「大人のいじめ」とは何かと考えると、「誰かから、権利が侵害されたり、不当な扱いを受けること」全般で、それは職場であることかもしれないですし、もしかすると地域社会の中であるかもしれないですし、今であればSNSやネット上の書き込み全般もあてはまるのだろうと思います。
もちろん、国の機関はもちろん三重県でも個別事案に対応する相談窓口はあるのですが、どこに相談すればよいのかを探すことは、課題がはっきりしていればまだしも(それでも難しいですが)、「大人のいじめ」に悩む人に自力で適切なところに行きついてくださいというのは、相当に酷な話だと思います。そう考えると「大人のいじめ」という言葉を用いて相談できる窓口をわかりやすくして、そこを入り口にすれば、少しでも多くの人の支援につなげられるように思います。
余談になりますが、少し前に実際に面識もありSNS上でも交流のある元地方議員の方が、公開範囲は限定されていますが、SNS上で地方議会における不当な扱いなどの事例をメッセージで教えてほしいと投稿したところ、各地からそのような事例が上がってきたと投稿されていました。人権を尊重するべきところで、実は人権が軽んじられていないかと考えるところです。
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