鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

スポーツと教育、地域社会

2013年12月31日 15時47分16秒 | Weblog
 昨夜、戦力外通告を受けたプロ野球選手の番組を見ていて、いろいろな人生模様があるなと思いながら、やっぱり他人事に感じられない自分がいます。たぶん、いろいろとリアルな話を切いた経験があるからかと思います。一言で戦力外通告といっても、年齢、ケガ、方針にあわないといったことばかりでなく、選手の心構えなどからくる理由や成長が見込めないということなど多様な理由があると思います。それが“ プロ ”といえばその通りだと私も思います。

 ただ、番組の中で「子どものころからずっと野球をやってきたから、自分になにがあっているかわからない」という言葉があったのを聞いて、選手のセカンドキャリアについて自分で人生を拓いていくことも大切だと思いますが、このことを個人の責任ばかりしていてはいけないとあらためて思いました。
 選手のセカンドキャリアの課題に関しては、Jリーグでもそのための取り組みをするなど、リーグやチームで進んでいる部分があると思います。その点はリーグやチームも企業ですから、CSRの観点からも進んでいくことでしょう。
 課題があるのは高校卒業までにおけるスポーツと教育そして社会生活の関係と、それらにどのように子供たちが関わっているかということでしょう。先に挙げた言葉について、少数の子供たちの課題として実は潜在的にあることと思います。より専門的かつ職業的に、より結果を求められるものにスポーツが変化したことで、あるスポーツのエリートになるための道のひとつとして、常に選抜されていくようなシステムができたことが、その要因だと思います。過去をさかのぼれば、そのような仕組みが繰り返されているのかもしれません。

 身近なところではどうでしょうか。子供たちが地域社会と積極的に関係を持ち育っているでしょうか、子供たちの価値観はどうなっているでしょうか、年齢を重ねるほどに世間から遠ざかってしまっていないでしょうか、そういうことにも大人が気持ちを向けていくことが大切だと思います。
 人生まれながらにしぶといわけではなく、いろいろな人との関わりや社会との関わりの中で、はじめて強さとしなやかさを身にまとうようになっていくのではないでしょうか。
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